文系でも関係ない!

文系でも大丈夫!システムエンジニアして活躍するための要素を丁寧に解説します!

ENGINEER.CLUB編集部

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大学で文学部や経済学部で学び、就職先としてIT企業のシステムエンジニアになろうと考える人は結構います。実はシステムエンジニアという職種で活躍するためには、文系であろうが理系であろうが関係ありません。職務に必要なのは、論理的思考能力と常に勉強する勤勉なスタンスなのです。システムエンジニアという仕事の本質を捉えながら、文系SEという言葉の背景を考察していきたいと思います。

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1.今、文系理系関係なくシステムエンジニアになれる3つの理由

システムエンジニアは理系しかなれないと考える方もいらっしゃるかも知れませんが、実は文系でもなれます。もっというと、文系理系といった学部の区分けは関係ありません。その具体的理由を見ていきたいと思います。

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1-1.今はバブル状態の求人倍率状況だからSEになれる

2019年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.88倍に達し、前年と比べて0.1ポイント上昇しています。これは7年連続上昇で、全体で38.1万人が不足していることになります。(※リクルートワークス調べ)また転職市場の求人倍率も上昇しており、こちらは2.4倍です。(※DODA調べ)そして転職市場における職種別求人倍率を見ると、技術系(IT/通信)の転職求人倍率は7.81倍という高倍率という状況です。(※DODA調べ)つまりエンジニアという職種は、新卒中途とも非常に採用が困難な状況といえます。逆にいうとシステムエンジニアになろうと思えば、非常になりやすい状況なのです。

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1-2.文系、未経験OKのエンジニア採用が追い風に

そういった求人状況において、各IT企業がエンジニア採用として力を入れているのが、文系・未経験者採用です。前述のようにエンジニア職の採用は職種別に見ても採用最難関激戦区なので、贅沢は言っていられないのです。理系の学部に在籍中からプログラミングをやっている優秀な人材は、ほぼ大手IT企業に就職します。政府から大型案件を受注する大手SIerGoogleYahoo、アマゾンといった知名度の高い自社開発案件企業に行くのです。

しかし、エンジニア需要はこれかもますます増えていきます。そこに、文系・未経験採用のニーズがあるわけです。最近は文系・未経験採用を実施しているIT企業の中でも、一人前のエンジニアに育てるまでの教育プログラムをアピールする事例が増えてきています。ただの頭数揃えではなく、丁寧に教育し育て上げる詳細なプロセスを開示することで、文系・未経験でもエンジニアになれるイメージを訴求しているのです。実際文系・未経験でシステムエンジニア職で入社して活躍している社員インタビュー記事もネット検索で調べればいっぱい出てきますから、そういった記事を読んでみるのも良いと思います。最初は不安だった先輩が、いかにSEという仕事に慣れ、順応していったかイメージできるはずです。

1-3.勤勉さと努力で文系理系の壁を超えてSEになれる

文系・未経験でも、エンジニア職として活躍できます。これはシステムエンジニア職に限った話ではありませんが、どんな仕事でも常に勉強が必要です。仕事を通して学ぶことも多いですが、常日頃から業務に関する知識やスキルアップに努めたり、より効率的な仕事の進め方や大きなトラブルに巻き込まれないようにするリスク管理の方法などを研究することは、システムエンジニアにはとても重要なのです。

どんな仕事にも、肝の部分があります。システムエンジニアが関わる仕事は基本的に納期があり、納期ずれは決して許されません。そして世の中でいわれているシステムエンジニアのストレスの筆頭格は、この納期厳守のプレッシャーです。俗にいう“丸投げ、無茶ぶり”を始め、プロジェクト案件にはいろんな地雷が潜んでいます。その地雷をいかに早く発見し、すみやかに更地にして建物(システム)を構築できるか、そこにシステムエンジニアの手腕がかかっているのです。


2.システムエンジニアとして活躍するために必要な4つの能力とは?

システムエンジニアとして活躍するために求められる能力は、大きく4つあります。それらを一つずつ見ていきましょう。

2-1.常に進取の技術を学ぼうとする勤勉さ

これはどんな職業でもいえることですが、システムエンジニアという仕事にも勤勉さは重要です。IT業界の技術革新の速さは、日進月歩です。そのため常に進取の技術を学ぶ勉強を怠らず、業務だけでなく自己研鑽も大事になってきます。日々の積み重ねが、システムエンジニアとしての総合力を大きく左右するのです。

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2-2.物事を論理的に考える思考能力

システムエンジニアにとって重要な資質の一つが、論理的思考能力です。顧客のニーズにフィットしたシステムを正確に構築するためには、徹底したロジックが必要になってきます。特に要件定義、設計領域においては、顧客ニーズに対する整合性が求められます。

3-3.コミュニケーション能力

システムエンジニアには、システム構築業務においてコミュニケーション能力が求められます。下記はシステムエンジニアの業務領域を示したものですが、プログラミングといわれるソースコードを書く作業は⑤の部分のみで、実はシステム開発の仕事工程の大部分は対顧客、内部間のコミュニケーションなのです。ここは非常に重要なポイントです。つまりシステム開発案件を上手く回せるシステムエンジニアが優秀なエンジニアとするならば、顧客の課題を設定し解決策としてのシステムを構築できる論理的思考能力、それを上手に伝えるコミュニケーション能力、上手に運用するマネジメント能力が重要になってくることがわかって頂けると思います。

工程担当
① 要求分析上流SE
② 顧客への入札&プレゼン営業、上流SE
③ 要件定義一般SE
④ 設計一般SE
⑤ 製造(プログラミング)プログラマー
⑥ テスト一般SE、プログラマー、テスター他
⑦ 納品営業、上流SE、一般SE
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3-4.マネジメント能力

システムエンジニアという仕事はある意味システム開発のコーディネターであり、管理者でもあります。だからこそ、システム構築案件のマネジメントが重要になってきます。では、システム案件のマネジメントの重要な要素とはどんなものなのでしょうか。

【システム構築/プロジェクト管理の要素】

  • 予算-どの作業に何人日程度かかるのか、プロジェクト全体で何人月かかるのかは重要なポイント
  • 納期-テスト期間を十分に取り、リリース当日機能しないことのないようにする
  • 品質(仕様)-システムの機能や構造を規定した仕様書は、常日頃フォーマット化し効率よく運用する

システムエンジニアは、そのマネジメントスキルによってプロジェクトが大きく左右されるほど大きな影響力を持っています。特にリーダークラスのSEはその傾向が顕著です。文系出身のSEの方は、SEとして配置された開発案件でリーダークラスのSEの方が、どういった仕様書を作成し、クライアントや営業とどのようにコミュニケーションを取り、円滑に進めているのかよく観察し、スキルを学ぶべきです。会議に出席する時には必ずノートPCを持参し、ポイントは記録に取るようにしましょう。実践の場こそ、最高のスキルアップの機会なのです。


3.活躍できない文系SEの特徴

3-1.文系を言い訳にしてしまう

システムエンジニアとして仕事がうまくいかないと、「文系出身だから」という言い訳をする方がいます。しかし、これは本質的には全く的外れな言い訳です。なぜならば、文系出身でも活躍しているシステムエンジニアの方は一杯いますし、システムエンジニアの一番求められる能力は、コミュニケーション能力や調整能力だからです。この言い訳の背景には、“システムエンジニア職には、数学的能力が求められる“という間違ったイメージがあることだと思われます。そういう意味では、こういった言い訳をしてしまうということは、システムエンジニアの仕事の本質を理解できていないと告白している同じです。

3-2.スタンスが悪い

システムエンジニアという仕事は、学ぶことが大量にあります。例えばプログラマーのリソースをシミュレーションするには、プログラミングのソースコードは書けなくても、プログラマーの言語やスキルレベルを理解する必要があります。そういったことは、案件に参加しながら随時学んでいく必要があるのです。ところが受身の姿勢で仕事をしていると、こういった知識はなかなか身につきません。教えてもらうのを待っているスタンスではなく、何事も積極的に吸収するスタンスがないとシステムエンジニアとして活躍することは困難になるのです。

3-3.そもそもシステムエンジニアの適性を理解していない

案件のコミュニケーションの交差点になるのが、システムエンジニアです。コミュニケーションのハブになるということは、関連する業務知識はもちろん、様々な人間関係の中心に位置し、プロジェクトを円滑に進める役割を担うということです。その職務イメージが持てるかどうか、その準備ができ、努力ができるかどうかが、現場でシステムエンジニアとしての適性を発揮できるかどうかの分かれ目なのです。


4.実はシステムエンジニアに一番向いているのは情報学部!

システム開発に関わるシステムエンジニアという仕事は、半数以上がプログラマー職を経験します。いきなりシステムエンジニア職からスタートするケースもあるのですが、理想はやはりシステムがどのようなソースコードで成り立っているのかを理解できるシステムエンジニアです。そして長時間パソコンと向かい合ってプログラミングに慣れている情報学部の学生さんが、実はシステムエンジニアに一番向いているのです。学生時代からプログラミングに慣れているこの経験が、就職後の離職率にも関係するほど実はとても重要なのです。

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5.まとめ

文系出身でシステムエンジニアになった場合、業務知識を日々勉強し、先輩のスキルを学ぶ努力を継続すれば活躍できます。以下にそのポイントを記します。

  • 今は、文系理系関係なくシステムエンジニアになれる時代
  • SEには、勤勉さ、論理的思考能力、コミュニケーション能力、マネジメント能力の4つの能力が求められる
  • システムエンジニアはコミュニケーションのハブになるため、業務知識やスキルの勉強が欠かせない
  • 業務を通じて、リーダークラスのSEの人のスキルを吸収するのが効果的
  • システムエンジニアに一番向いているのは、実は情報学部

 

 

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