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SQLのGROUP BYとは？GROUP BY句の構文や使用例を解説

ENGINEER.CLUB編集部

• 最終更新日:2024/9/1

仕事や勉強等で、テーブルのカラムを集計して件数や最大値を取得する処理をSQLで行いたいと思ったことはありませんか？

ここでは、上記の処理をSQLで行う「GROUP BY」句について基本的な説明をしていきます。

この記事を作成した環境は下記になります。

データベース：MySQL8.1.0
SQL実行ツール：A5:SQL Mk-2 (ver2.18.3)

以下の説明では、こちらのテーブルを使用します。

〇sample01

１．GROUP BY句について

１-１．GROUP BY句とは

GROUP BY句は、指定したカラムをグループ化する機能です。指定したカラムの合計値、件数、平均、最大、最小も取得できます。

１-２．GROUP BY句の構文

SELECT [カラム名] FROM [テーブル名] GROUP BY [グループ化したいカラム名、条件];

２．GROUP BY句の使用例

２-１．基本的な使用例

重複しない商品名を取得する

SELECT name AS '商品名' FROM sample01 GROUP BY name;

結果：

２-２．グループ化したデータから値を取得する場合

２-２-１．合計値を取得

各商品のvalueの合計値を取得する

SELECT name AS '商品名', SUM(value) FROM sample01 GROUP BY name;

結果：

２-２-２．件数を取得

各会社の商品数を取得する

SELECT Company AS '会社名', COUNT(name) AS '商品数' FROM sample01 GROUP BY Company;

結果：

２-２-３．平均値を取得

各商品の平均値段を取得する

SELECT name AS '商品名', ROUND(AVG(value)) AS '値段の平均' FROM sample01 GROUP BY name;

結果：

２-２-４．最大値を取得

各商品の最大値を取得する

SELECT name AS '商品名', MAX(value) AS '最大の値段' FROM sample01 GROUP BY name;

結果：

２-２-５．最小値を取得

各商品の最小値を取得する

SELECT name AS '商品名', MIN(value) AS '最小の値段' FROM sample01 GROUP BY name;

結果：

２-３．それ以外の使い方

各商品の値段が1500以上の件数を取得する

SELECT name AS '商品名', COUNT(value) AS '1500以上の件数' FROM sample01 GROUP BY name, value > 1500;

結果：

３．最後に

GROUP BY句は、上記以外にも応用方法が多数あります。業務に勉強に役立ててください。