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【SQL】SUM関数とは？ 数値を合計する方法を分かりやすく解説

Rii

ボールド歴8年

• 最終更新日:2025/11/6

この記事ではSQLでのSUM関数の使い方について超初心者向けに分かりやすく解説します。

1． SUM関数とは

「SUM」についてはEXCELでもよく使う関数のためSQLが初めてでも馴染み深い方も多いのではないでしょうか。
本記事ではSQLでの「SUM」について解説していきます。

１-１． SUM関数とは

SUM 関数は指定した数値カラム（列）の合計を求めることができます。
売上の合計や、数量の合計などの計算に利用します。

１-２．SUM関数の構文

構文は以下の通りです。

2． SUM関数のサンプルコード

実際のコードを見ていきます。

２-１．数値の合計

次のsalesテーブルを使って、列 price のデータを合計します。

テーブル名：sales
+—————+—————————–+——–+———————+——–+
| customer_name | product | price | order_date | cancel |
+—————+—————————–+——–+———————+——–+
| 株式会社A | 携帯電話 | 100000 | 2024-06-01 10:00:00 | 0 |
| B株式会社 | プリンター | 20000 | 2024-06-02 11:30:00 | 0 |
| C株式会社 | モニター | 30000 | 2024-06-03 14:00:00 | 0 |
| 株式会社A | モバイルバッテリー | NULL | 2024-06-03 16:00:00 | 1 |
| 株式会社A | プロジェクター | 350000 | 2024-06-03 16:00:00 | 0 |
| B株式会社 | ノートパソコン | 250000 | 2024-06-04 12:00:00 | 0 |
+—————+—————————–+——–+———————+-

SELECT SUM(price) FROM sales;

【SELECT結果】
mysql> SELECT SUM(price) FROM sales;
+————+
| SUM(price) |
+————+
| 750000 |
+————+
1 row in set (0.00 sec)

２-２．NULL値の扱い

SUM関数はデータにNULLが含まれている場合、NULLを無視して合計を求めます。
上記のサンプルコードでも price にはNULLのデータが含まれていますが、問題なく計算ができています。

3．WHERE句やGROUP BYとの組み合わせ

では次にWHERE句やGROUP BY 句を使って条件を絞ってみます。

３-１．WHERE句で合計の対象を絞る

WHERE句を加え、株式会社A だけの合計を計算します。
株式会社Aだけの合計を計算する。

SELECT SUM(price) FROM sales WHERE customer_name = '株式会社A';

【SELECT結果】
mysql> SELECT SUM(price) FROM sales WHERE customer_name = ‘株式会社A’;
+————+
| SUM(price) |
+————+
| 450000 |
+————+
1 row in set (0.00 sec)

株式会社Aだけの合計を求めることができました。

３-２．GROUP BY句と組み合わせる

では次にGROUP BY句を使って顧客(customer_name)ごとの合計を求めてみます。
顧客(customer_name)ごとの合計を求める。

SELECT customer_name, SUM(price) FROM sales GROUP BY customer_name;

【SELECT結果】
mysql> SELECT customer_name, SUM(price) FROM sales GROUP BY customer_name;
+—————+————+
| customer_name | SUM(price) |
+—————+————+
| 株式会社A | 450000 |
| B株式会社 | 270000 |
| C株式会社 | 30000 |
+—————+————+
3 rows in set (0.00 sec)

顧客ごとの合計を求めることができました。

４．まとめ

以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

【動作検証DB】
mySQL 8.0.39