1か月で合格!Python3 エンジニア認定基礎試験の勉強方法

1か月で合格!Python3 エンジニア認定基礎試験の勉強方法

ENGINEER.CLUB編集部

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最近注目されているプログラミング言語のひとつのPython。そんなPythonの資格の一つにPython3エンジニア認定基礎試験があります。この資格は多くの会社で資格補助対象になっており、比較的難易度が低い資格と言われています。去年の12月、筆者はPython3エンジニア認定基礎試験を受験し、合格したのでそれまでの勉強方法などを共有したいと思います。この記事が、Python3エンジニア認定基礎試験を受験する方の参考になれば幸いです。


1.Python3エンジニア認定基礎試験概要

1章では、Python3エンジニア認定基礎試験とは何か、具体的な試験方式や試験時間、問題数、合格ラインなどを紹介します。

1-1.Python3エンジニア認定基礎試験とは

Python3エンジニア認定基礎試験とは、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営している民間資格です。この試験では、Pythonの基本的な使い方や仕組み、文法の基礎などに関する知識について出題されます。

1-2.開催期間、試験方式、試験時間、問題数、合格ライン、合格率、試験範囲

Python3エンジニア認定基礎試験の主な基礎情報は、下記となります。

試験日程:通年

試験方式:コンピュータ上で実施するCBT方式

試験時間:60

問題数:40

合格ライン:70

上記の情報から分かる通り、試験は通年を通して行っているので自分の好きなタイミングで試験を受けられます。また、試験時間60分で問題数40問ということから1問あたり130秒ほどで答える必要があります。ただ、試験方式がCBT方式で全問選択式の為、あまり焦る必要はありません。合格ラインは70%に設定されているため、最低40問中28問正解すれば良く、IT試験の中では比較的難易度が低くなっています。

また、Pythonエンジニア育成推進協会の発表ではPython3エンジニア認定基礎試験の受験者は10,000名を超えており、合格率は75%と高めとなっています。(20209月時点)

試験範囲は、試験の公式HPで「主教材であるオライリー・ジャパン「Pythonチュートリアル」から以下の比率で出題されると記載されています。

上記の表で出題率が10%以上ある章の問題数は30問です。

該当の章の問題だけで既に合格基準の70%以上に到達できるため、出題率10%以上の章を重点的に学ぶ必要があります。

1-3.受験するメリット

受験するメリットとしては以下のものが挙げられます。

  • Pythonの基礎知識を資格という形で証明できる
  • 資格補助金+合格補助金を貰える(所属会社による)

Python3エンジニア基礎試験自体は民間試験です。そのため国家資格であるITパスポートや基礎情報技術者試験ほど転職や就職に有利にはなりません。しかし、Pythonをこれから学びたい人、手っ取り早く資格を増やしたい人などにお勧めです。

1-4.受験をお勧めする人、しない人

1-3章を踏まえ、Python3エンジニア認定基礎試験をお勧めする人、逆にお勧めしない人の特徴は以下の通りです。

Python3エンジニア認定基礎試験の受験をお勧めする人

・現在または過去にPythonを学んでいるが、知識が定着しているか確認したい人

試験の内容は基礎的な文法内容となっており、現在、または過去にPythonを学んでいた方の復習に丁度良いレベルとなっています。資格を取得することで、自分のPython技術を客観的に証明することもできるためお勧めです。

・これからPythonを学ぶうえで、資格取得など分かりやすい目標が欲しい人

試験の出題内容的にもPythonの基礎的な文法を学ぶことができ、合格のハードルも高くないため、初心者の方が資格取得をモチベーションにして勉強をしやすい試験です。これからPythonを学ぶ方は、是非この試験の合格を目指して勉強してみてください。

・(人事からの報酬や他社への転職などで)資格を保有することの価値が高まっている人

合格率が75%であることから難易度が高くないことが分かります。そのため、比較的時間をかけずに資格取得することが可能です。そのため会社の目標や他社への転職のための資格取得を目指している方にお勧めです。

Python3エンジニア認定基礎試験の受験をお勧めしない人

・就職や転職のために初めてIT系の資格を取ろうと思っている人

Python3エンジニア認定基礎試験はあくまでも民間試験となっています。そのため、より価値が高く、難易度もあまり高くない国家資格のITパスポートから資格を取ることをお勧めします。


2.受験した所感

受験する前の疑問として、「どの程度の難易度なのか」、「どの程度勉強すればよいのか」といった疑問があると思います。それらの疑問に対して私の受けた所感をお伝えします。

2-1.Pythonやプログラミング経験がある場合、合格率の高さから分かる通り合格はそこまで難しくない!

既に経験がある方ですと、合格率の高さから分かる通り合格はそこまで難しくありません。

試験前の約1か月前から公式教材のPythonチュートリアルを1周し、主に模擬試験サイトを解き、解説を読み込めば合格できると思います。

2-2.Pythonやプログラミング経験が無い、または少ない場合勉強時間は最低でも2か月を目安に!

まず、Pythonの文法や知識を入れる必要があるため、経験者の方よりは長く、最低でも2か月ほど勉強する時間を設定したほうが良いです。しかし、問題自体はPythonの基礎的な知識を問うものの為、事前に模擬試験サイトで問題を解き、解説を読み込めば合格できると思います。

また、公式教材のPythonチュートリアルは、プログラミング経験者であることを前提に記載されており、また英語をそのまま日本語訳したような文章のため少し読みにくいです。そのため、他の初心者向けの教材で事前に学習することをお勧めします。

以下は、私の初心者の方にお勧めの勉強サイトです。

・Progate

https://prog-8.com/dashboard

プログラミングの学習サイトです。Pythonやそもそもプログラミング経験自体が無い、または少ない方にもお勧めです。

スライドでの文法の解説によるインプットと実践問題によるアウトプットが同時に行えます。プログラミングを行う環境なども自分で構築する手間が無く、サイト上で書くことができます。

一部課金制ですが、各言語の基礎まで手軽に勉強できます。


3.合格までの勉強方法

私が実際に勉強した内容などをご紹介します。

3-1.合格までの1か月間の勉強方法

勉強方法は至ってシンプルで、以下の通りです。

試験4~3週間前:出題率が10%以上ある章を重点的に読み、Pythonチュートリアル1周する。

試験2週間前:模擬試験サイト(DIVE INTO EXAM)で問題を解く。その際に間違えた問題はネットで調べ、7割以上点数が取れるまで行う。

試験1週間前:模擬試験サイト(PRIME STUDY)の第1回~第3回までを解く。間違えた問題の解説を読み、9割以上点数が取れるまで行う。

テキストは、あくまでも目を通す程度にしてあまり時間をかけないほうが良いです。私は、模擬試験サイトで間違えた問題の解説をしっかり読み込み、繰り返し問題を解くことで知識が定着していくことを実感しました。

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3-2.使用した模擬試験サイト

私が使用した2種類の模擬試験サイトをご紹介します。

・DIVE INTO EXAM

公認スクールの模擬試験サイトです。本番と同じ形式かつ毎回ランダムに出題され、自分の解答と正解、過去の履歴が残るので見直しが可能です。

こちらは会員登録が必要ですが、無料で利用できます。

https://diver.diveintocode.jp/dive_into_exam/lp

・PRIME STUDY

こちらも公認スクールの模擬試験サイトです。こちらのサイトの問題は、DIVE INTO EXAMよりも難易度がたくなっています。こちらは模擬試験の解答と答えがメールで送付されます。

第1回~3回まで無料で実施できるため、これらの問題を9割以上点が取れるまで繰り返し解きました。

https://study.prime-strategy.co.jp/


4.まとめ

Python3基礎認定エンジニア試験は、難易度もあまり高くないためプログラミング経験が少ない方にもお勧めです。1か月ほどの勉強で合格しやすいため、ぜひ挑戦してみてください。

私たちは、全てのエンジニアに市場価値を高め自身の望む理想のキャリアを歩んでいただきたいと考えています。もし、今あなたが転職を検討しているのであればこちらの記事をご一読ください。理想のキャリアを実現するためのヒントが見つかるはずです。

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