ITパスポート990点で合格した私が実践した勉強方法

ITパスポート990点で合格した私が実践した勉強方法

平井 桃果

平井 桃果

開発エンジニア(Python)/ボールド歴2年

「ITパスポートの試験勉強って何をすればいいんだろう?」「教材は何を選べばいいんだろう?」「合格するにはどのくらいの勉強時間が必要なんだろう?」このような疑問をお持ちでしたら、ぜひ本記事に目を通してみてください。私が合格するまでに実施していた勉強方法について具体的に説明していきます。
以下、私が受験した際の合格証書です。

ITパスポート合格証

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1.合格までにやったことリスト 〜計画編〜

試験勉強を1つのプロジェクトと捉え、目標を設定した短期集中型の計画を立てました。

少しずつ細々と勉強しようとすると、試験勉強が永遠と続くようで飽きてしまいますし、苦手な部分にいつまでも取りかかれなかったりします。一方で最初にゴールを設定して勉強すると、「この期間だけ頑張ればいい」と思えて気が楽ですし、受験日が迫ってきて苦手な部分にも取り組まざるを得ない状況になるのでおすすめです。

1-1.受験日の決定

まずは試験勉強の期間を定めるため、ゴールである受験日を仮決めしました。ITパスポート試験は通年開催のため、受験者の好きな日時に受験可能です。当時大学4年生だった私は、ざっくり1ヶ月半後に設定しました。

勉強を始める前から「現実的に合格可能な受験日」を推定するのは無理な話です。でも自分がいつまでに合格したいのか、どのくらいの時間・日数を試験勉強に費やせるのかについては、いくらか目処があるはずです。大事なのは自分の「いつまでに合格するぞ」という気持ちですので、理想的だとしても一旦決めてみるといいと思います。

1-2.目標点数の決定

試験勉強の期間を決めた次は、どこまでの成果を出すか決めました。ITパスポート試験は四肢択一式の100問1000点満点で、おおよその合格ラインは総合60%以上・各分野30%以上です。私は最初合格ラインに対して余裕を持って700点と決めたのですが、当時自社の就職面接で最高得点は850点だと聞いたため、記録更新を狙って900点を目標点数としました。

受験日同様、目標点数についても勉強を始める前から「現実的に取得可能な点数」を考えてもわからなくて当然だと思います。何点で合格したいのか、自分自身に聞くことが大事です。

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1-3.現状点数のチェック

ゴール(受験日と目標点数)まで決めたところで、そのゴールに対する自分の現在地を確認しました。参考書などもまだ1ページも読んでいない状態で、試験本番同様の時間で過去問1回分を解きました。私の得点は、総合54%(ストラテジ系42.9%、マネジメント系66.7%、テクノロジ系56.8%)でした。

何もわからない状態で過去問を解いても意味がないように見えるかもしれませんが、私としてはこの確認作業が計画において最も重要であると思っています。ここでやっと「いつからいつまでの期間に、得点をどこからどこまで上げるのか」が明確になり、そのためには具体的に何が必要なのか決めていくことができるようになります。

余談ですが、試験勉強をしていく中で初めて過去問を解くこの1回だけは何点をとっても正直ノーダメージなので、最も気楽です…(笑) 思ったより点数が高ければラッキーですし、低くても勉強前なので当たり前です。

1-4.教材と進め方の決定

1回過去問を解くことで自分の状態がなんとなく把握できた後、ゴールに対する不足を補うための教材と進め方を決めました。当時の私はIT業界未経験の文系大学生で、過去問を解いてみても初めて見る単語だらけでなんの話をしているのかもよくわからないなぁという感じでした。そのため得点を上げるには全分野の単語や概念をよく理解する必要があると考えました。

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そこで以下の流れで進めていくことに決めました。教材については範囲が広いため1周してもほとんど覚えられないと考え、参考書は章ごとに読むことを3周、YouTube動画は2周視聴することにしました。

  1. 参考書・YouTube動画を教材としてひたすら知識をインプットする
  2. 分野別で過去問を解くことで定着させる
  3. 通しでの過去問演習を繰り返して試験に慣れる

参考書の選び方について、私はパラっと見て自分が気に入ったものを選ぶようにしています。目次構成やフォント・図の見やすさ・文章の言葉遣いなど、内容というよりかは教材として自分が読みたくなるか否かを重視しています。参考書を手に入れたとて、読まなければただの紙束ですので…試験勉強をする数週間の間は付き合ってもいいなと思えるものを選ぶといいと思います。

YouTube動画は、新しい単語や概念を参考書の説明だけでは理解しきれないと考えたため見るようにしていました。また参考書が持ち歩けない場面や隙間時間も勉強に費やすつもりでいたため、そういった場面でも便利に活用できました。

参考までに、私が教材としていたものを以下に記しておきます。

  • 「いちばんやさしいITパスポート」
  • YouTube動画(it19moviesさんのITパスポート講座シリーズ)
  • 過去問道場

1-5.途中経過チェックのタイミング決定

自分の現在地からゴール到達までに必要な教材と進め方が決まったところで、途中経過を確認するタイミングを決めました。私は勉強開始から1週間後と、メインの教材としていた参考書を1周読み終わるごとに過去問を1回分解いて前回との得点率を比較することにしていました。

本番前の過去問演習よりも前のタイミングで途中経過チェックを設定すると、「自分は何をどれだけやるとどのくらい伸びるのか」が明らかになりますし、点数の伸びが悪い場合は早い段階で計画変更も可能です。またゴールまでの長い期間が細分化され、短期でゴールが設定されるため頑張りやすくなるというメリットもあります。

1-6.合格までに必要な勉強時間の算出

ゴール到達までにやることが決まったら、今度は決めたことをやるには実際にどのくらいの勉強時間が必要なのかを算出しました。私の場合、以下のようになり全てを合計すると137.5時間必要だとわかりました。参考書1章を読むのにかかる時間などは、実際に1章読んで測ってみることをおすすめします。3周目にもなるとさらさら読めると思ったので、かかる時間を減らして計画しました。

  • 参考書:全15章だったため1章1時間×2周と1章0.5時間×1周とし合計37.5時間
  • YouTube動画:全100話だったため10話1時間×2周とし合計20時間
  • 分野別での過去問演習:全約2000問だったため50問1時間×1周とし合計40時間
  • 通しでの過去問演習:全20回分だったため1回2時間×1周とし合計40時間

「ITパスポート 勉強時間」などで検索するとよく目安として約180時間と書かれていますが、180時間を起点に計画を立てるのは難しいと思います。1-3〜4で書きましたが、まずは現状の点数をチェックし、合格するにはあと何をしなければならないのかを明らかにすることで、やっと自分に必要な勉強時間が算出できると思っています。

1-7.1日あたりの勉強時間の算出

合格までに必要な勉強時間まで算出できたら、自分の予定と見比べながら日々やることを割り当てていきました。Excelでカレンダーを作成して毎日のやる内容と時間を埋めていったのですが、おおよそ以下のように決めました。計画が後ろ倒しになることを想定し、後半は勉強時間を少なめに計画しています。(以下は当初の計画です。実際に調整しながら実施した内容は2-2. 計画の調整でご紹介します。)

【勉強開始〜2週間】

  • 参考書1周目:1章(1時間)ずつ
  • YouTube動画1周目(前半):5話(0.5時間)ずつ
  • 分野別での過去問演習:200問(4時間)ずつ

【〜4週間】

  • 参考書2周目:1章(1時間)ずつ
  • YouTube動画1周目(後半):5話(0.5時間)ずつ
  • 通しでの過去問演習10回分:1回(2時間)ずつ

【〜6週間(試験当日)】

  • 参考書3周目:2章(1時間)ずつ
  • YouTube動画2周目:10話(1時間)ずつ
  • 通しでの過去問演習10回分:1回(2時間)ずつ

2.合格までにやったことリスト 〜実行編〜

試験勉強の計画を日割りで作成できてからは計画を淡々と実行し、それと並行して勉強時間の記録と計画の調整も実施していました。計画実行を成功させ目標を達成するにあたって、どちらも重要な役割を果たしていたと感じているので、ご紹介します。

2-1.勉強時間の記録

毎日実際に勉強した時間と内容をカレンダーに記録していました。記録することで日々達成感を感じられますし、振り返ってみることで自分が勉強に集中できるまたは怠けてしまう時間帯や時間配分の傾向が見えてきたりします。また2-2.計画の調整にも繋がりますが、計画していた所要時間に対して実際はもっと時間がかかるのか、それとももう少し短い時間で実行できるのかがわかるため、現実に即した所要時間を知ることもできます。

2-2.計画の調整

試験勉強を開始してしばらくは最初に立てた計画通りに実行していったのですが、途中経過チェック(詳しくは1-5. 途中経過チェックのタイミング決定を参照)のタイミングで計画を見直し、柔軟に調整するようにしていました。計画変更の要因は主に以下3つだと思っていますが、どれも計画を実行し始めてしばらく経つと現れてくることですので、定期的に計画は見直しが必要だと考えています。

  • 計画に対する進捗が遅れている
  • 計画時に想定していた所要時間が実際と合っていない
  • 点数の伸びが予定と異なる

私は勉強開始から1週間後と参考書を1周するごとに途中経過チェックを実施していましたが、その都度計画を変更しました。点数の伸びを比較したり、計画と実際の進捗や勉強時間を比較したことで、常に目標達成を捉えた、かつ現実に寄り添った計画にできていたと思っています。以下が当初の計画からの主な変更点と、最終的に実行した内容です。

  • 分野別での過去問演習は参考書とYouTube教材2周してからに後ろ倒し
  • YouTube動画の視聴回数を1周追加
  • 参考書は2周目で2章1時間、3周目は5章1時間にペースアップ
  • 通しでの過去問演習は1回2時間から1時間に短縮
  • 試験勉強以外の予定と得点の伸び率から受験日を1週間前倒し

そして以下が何度かの計画調整の結果、最終的に実行した内容です。

【勉強開始〜2週間】

  • 参考書1周目:1章(1時間)ずつ
  • YouTube動画1周目:10話(1時間)ずつ

【〜3週間】

  • 参考書2周目:2章(1時間)ずつ
  • YouTube動画1~2周目:10話(1時間)ずつ
  • 分野別での過去問演習:200問(4時間)ずつ

【~4週間】

  • YouTube動画2周目:10話(1時間)ずつ
  • 分野別での過去問演習:200問(4時間)ずつ

【〜5週間(試験当日)】

  • 参考書3周目:5章(1時間)ずつ
  • YouTube動画3周目:15話(1.5時間)ずつ
  • 通しでの過去問演習20回分:2回(2時間)ずつ

3.990点を取れた理由

3-1.目標に対する現在地を常に把握していた

自分が今までどのくらいの勉強をしてどのくらいの点数が取れていて、目標点数まであとどのくらいの勉強が必要なのかをリアルに把握できていたと思います。それは、1-3. 現状点数のチェック・1-5. 途中経過チェックのタイミング決定・2-1. 勉強時間の記録・2-2. 計画の調整という一連の作業の効果だったと思っています。現在地を把握していることによって目標達成は確実なものにできますし、自分の計画に自信を持って実行していくことができるので、精神的にも良かったと感じています。

3-2.複数の教材を使って単語を理解していた

特にITパスポート試験の勉強に言えることだと思いますが、自分にとって初めての概念や単語を理解しなければならない時は複数の教材を頼ることをお勧めします。私の場合はYouTube動画が主にその役割を担っていました。1パターンの説明で丸覚えしてしまうと、どうしても誤解したり重要なポイントを押さえられていなかったりして、結果として誤答に繋がることがあります。参考書2冊読むまでする必要はないと思いますが、一度読んでわかりづらかった単語などについてはネットで検索していくつか解説を読んでみるなど、複数パターンの説明を読むといいと思います。


4.最後に

人間、意志が弱いものだと思っています。目標を達成できるかどうかは、いかにうまく周囲の環境を整えて自分を誘導するかにかかっていると思います。私の記事がその参考になったら幸いです。

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