
今日から始めるoracle certified java programmer silver se 11 勉強法
合格出来ます。難しくありません。
oracle certified java programmer silver se 11 を受験しようと考えているあなたは、不安を感じていると思います。
その不安の原因は、具体的な合格までの道筋が、はっきり見えないことにあると思います。
この記事では、道筋を示して、あなたの不安を消します。難しくありません。
あれこれ迷っている時間は無意味です。騙されたつもりで、まずこの記事の通りに行動してみましょう。
1.参考書は黒本の電子書籍版を購入しよう!
学習に使用する参考書は、「黒本」の「電子書籍版」が最適です。
どの参考書を購入するか自分で決められないなら、何も考えず購入してしまいましょう。理由を以下で解説します。
1-1.合格は、黒本のみで可能!
参考書は、黒本を選択してください。黒本とは、インプレス社より発行されている「徹底攻略 Java SE 11 Silver 問題集」の通称です。表紙が黒を基調としたデザインのため、こう呼ばれています。
黒本をオススメする理由は、本番試験に最も近い問題演習が行えるからです。
Java Silver に対応した参考書は何種類か発行されていますが、黒本は問題演習に特化した構成となっており、問題演習という観点では最も優れています。筆者は Java Silver, Gold に合格しています。学習の際、黒本以外の参考書も使用しましたが、黒本のみで十分合格は可能だったと感じています。迷わず黒本を購入しましょう。
1-2.学習機会を増やすためには、紙よりも電子書籍!
黒本は、紙書籍ではなく電子書籍版を購入してください。主な理由は、学習機会を増やすためです。
紙書籍の最大の欠点は、携帯性の低さです。体積的にも重量的にも、持ち歩くのは心理的障壁が高くなります。
外出先で、予期せず空き時間が出来た時、すぐに学習が開始出来るような環境を整えることが重要です。電子書籍であれば、携帯端末で閲覧することですぐに学習を開始できます。
1-3.実践力も付けるなら紫本も追加購入!
試験の合格が目的なら黒本だけで充分ですが、現場で実践出来るレベルまで目指すなら紫本も購入しましょう。
紫本とは、翔泳社より発行されている「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE11」の通称です。
紫本は、黒本の補助的に使用しましょう。紫本と黒本の内容を複合的に理解することで、知識を実践力のレベルに高めて身につけることが出来ます。
2.学習計画を立てよう!
学習計画は必ず立てましょう。ざっくりとしたもので十分です。
計画がないまま学習を進めると、途中で投げ出す可能性が高くなります。重要なのは、今日から本番試験までの全体像をイメージすることです。そのためには、明確な期日を設定して計画を立てることが必要です。
2-1.受験日を2ヶ月後に設定しよう!
期日を明確にすることが重要です。2ヶ月後に受験すると決めてしまいましょう。
出来れば受験の申し込み手続きも済ませてしまうと、より効果的です。
個人のレベル差は当然ありますので、2ヶ月は長すぎる人もいれば短すぎる人もいるでしょう。
ですが、それは結果として分かることであって、学習開始の時点ではどれくらいの期間が適切かは分かりません。
まず期間を設定してしまうことで、学習を進める意欲が湧く効果があります。
学習途中で、期間が適切でないと感じたら、修正しても全く問題はありません。重要なのは、まず設定することです。
2-2.基礎固めのために前半1ヶ月は各章を学習しよう!
黒本の構成は、全13章構成となっており、1~11章までがカテゴリ別の問題演習、12・13章が本番試験と同じ問題数(80問)の模擬試験となっています。前半1ヶ月を1~11章の各章の学習、後半1ヶ月を模擬試験に充てましょう。
具体的な各章の内容は以下のようになっています。
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第1章 簡単なJavaプログラムの作成 … 全8問
第2章 Javaの基本データ型と文字列操作 … 全22問
第3章 演算子と判定構造 … 全21問
第4章 制御構造 … 全17問
第5章 配列の操作 … 全10問
第6章 インスタンスとメソッド … 全30問
第7章 クラスの継承、インタフェース、抽象クラス … 全21問
第8章 関数型インタフェース、ラムダ式 … 全8問
第9章 API … 全19問
第10章 例外処理 … 全17問
第11章 モジュールシステム … 全7問
第12章 総仕上げ問題1 … 全80問
第13章 総仕上げ問題2 … 全80問
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1ヶ月を更に細かく区切り、それぞれの章を学習する日数をざっくりと決めておきましょう。
各章全体を見て分かるように、章によって問題数のボリュームに大きな差があります。章によっては、解いても解いてもゴールに辿りつかない…と感じることもあります。問題数が多い章には多めに日数を割り振るのが良いでしょう。
2-3.実践力アップのために後半1ヶ月は模擬試験に挑戦しよう!
後半1ヶ月は模擬試験に挑戦していきましょう。1ヶ月は長いと感じるかもしれませんが、長めに設定するべきです。理由を以下で説明します。
・80問は想像以上にハード
模擬試験の80問という分量はかなり多いものです。本番試験の試験時間は180分に設定されていますが、180分が短く感じるほどの分量です。初期は、180分以内で80問全て解ききるのは難しいでしょう。
・初期は数日ごとに挑戦
初期は、毎日模擬試験に挑戦することは避けましょう。連日180分の試験を行うのは、精神的な負担が高く逆効果です。挑戦後数日間は、正答出来なかった問題の内容を確認することや、各章の学習で理解が足りない部分を再度学習することに充てましょう。
・挑戦回数を増やすため、期間は長めに
模擬試験は、80問通して解き、感覚を掴むことが重要です。初期が数日ごとになることを考えると、充分に回数をこなすには、1ヶ月が必要です。本番試験までに20回挑戦することを目指しましょう。
各章の学習が想定より早く終了するようであれば、挑戦開始を前倒しするのが良いでしょう。
3.各章を学習しよう!
1章~11章までの各章の学習について解説していきます。基礎知識を身に付け、模擬試験に臨みましょう。
3-1.理解への近道は、まず問題を解くこと!
・分からなくても解く
黒本は問題演習に特化している参考書であるため、いきなり問題から始まります。最初は正解出来ない問題がほとんどですが、それでも解いていきましょう。
・「分からないこと」を知る
自分が「分からないこと」は何であるかを意識して問題を解いていきましょう。
専門用語が分からないのか?選択肢の微妙な違いが分からないのか? 問題を解くことで、自分が「分からないこと」が何であるかを知ることが出来ます。
・黒本で学習するメリット
解説が中心の参考書の場合は、解説を読んでから問題を解くことになり、「分からないこと」を知るまでの時間がかかります。
問題演習が中心の黒本であれば、「分からないこと」を早く知り、理解までの時間を短くすることが出来ます。
3-2.必ず学習の記録を取ろう!
・記録することのメリット
「記録を取る者は向上する。」という言葉があります。
学習した内容は細かく記録していきましょう。記録が増えていくと、学習内容が頭に定着するだけでなく、学習意欲が継続する効果があります。記録が自分自身を鼓舞してくれるのです。
・「分からないこと」「理解できたこと」を記録する
問題を解いてみて、「分からないこと」を知ったら、必ず記録しましょう。そして、「分からないこと」が理解できたら、「理解出来たこと」も記録しましょう。黒本の各章・各問題ごとに記録欄を作り、そこに記録していきましょう。
・記録にはNotionを使用するのがオススメ
紙のノートに記録するより、断然オススメなのは次に紹介するNotionです。
3-3.効率的な記録のため、Notionを使おう!
学習の記録には、Notionが最適です。Notionを使用する最大のメリットは、PC版とスマートフォン版とで記録した内容を共有できることです。自宅でPCを使用して記録し、外出先でその内容をスマートフォンで見ることができます。
もう1つの大きなメリットは、紙のノートに比べて、制限なく自由に記録出来ることです。紙の場合は、記入スペースが減った場合、細かい文字で詰めて記録する必要が出てくることがありますが、Notionでは全くそのようなことはありません。また、簡単に表示・非表示を切り替えることも出来ます。
Notionをインストールしたら、まず、下記画像を参考にして、黒本学習用のページを作成しましょう。
Notionで文章を書き、ブロックタイプを「トグルリスト」に変換すると、下記画像のように、「▼」をクリックすることで指定範囲の表示・非表示が自由に切り替えられます。この機能を利用して、各章・各問題ごとのリストを作成し、その中に学習内容を記録していきましょう。
記録した内容は、即時にスマートフォン版でも共有されます。PC版で学習し、記録した内容を、翌日外出先で確認することで学習効率は飛躍的に高まります。スマートフォン版は、下記画像のような表示になります。PC版と大きなデザインの違いはなく、違和感なく使用出来ます。Notionに学習内容を記録していくことで、記録の価値は何倍にもなるのです。
3-4.採点結果記録シートを作ろう!
学習意欲の継続には、採点結果記録シートを作ることも効果的です。
黒本の各章は問題形式になっています。問題を解いたら、正答・誤答の結果は必ず記録しましょう。結果は、ExcelやGoogleスプレッドシートなどに記録し、採点結果が一目で分かるようにしましょう。
同じ章の問題を繰り返し解いていくと、ゆっくりとではあっても必ず得点は上がっていきます。その推移が一覧表示されていると、自分の理解度が高まっていることが感じられ、学習意欲が高まります。
3-5.電子書籍のメリットを活用して理解を深めよう!
黒本の問題解説文は、非常に詳細かつ丁寧です。黒本を読んだ後で他の参考書を読むと、解説文の内容が薄すぎると感じるほどです。長文も多いため、手強く感じるかもしれませんが、じっくりと読み進めていきましょう。
解説文では、図表を使用した解説が行われていることもあります。3-3で紹介したNotionは、文章間に画像を添付することも可能です。電子書籍版であれば、図表のスクリーンショットを撮ることが出来ますので、Notionに図表を貼り付けることで理解を一層深めることが出来ます。
黒本の構成は、「1章分の問題ページ」→「1章分の解説ページ」の繰り返しとなっています。必然的に、何度も問題と解説とを往復することになります。この時にも、電子書籍のメリットが発揮されます。電子書籍であれば、ページ数を入力することで、瞬時に入力したページに移動出来るのです。黒本は、各問題に、解説文が掲載されているページが表記されていますので、解説文への移動は簡単です。理解できない問題は、何度も解説文を読み込みましょう。
3-6.問題文のコードを動かすことで更に理解を深めよう!
問題文には、Javaのプログラムコードがしばしば登場します。このコードを実際に動かしてみると、理解が深まります。
Javaを使用出来る環境が既にあるなら、問題文のコードを入力して動かしてみましょう。解説文を読むだけでも充分に理解は可能ですが、実際に動かしてみることで、「この解説で言っているのはこういうことだったのか!」といった「頭に染み込む理解」が出来ることがあります。是非、動かしてみましょう。
4.模擬試験に挑戦しよう!
模擬試験の学習について説明していきます。本番試験は80問の長丁場となりますので、問題数の感覚を掴むことを意識して取組むことが重要です。
4-1.黒本の模擬試験について知ろう!
黒本の模擬試験は、いわゆる「過去問」ではありません。実際に本番試験で出題された問題を集めているわけではないのです。
模擬試験を完璧に解けるようになったとしても、本番試験では、全く見たことのないパターンの問題に必ず出会います。しかし、不安を感じる必要はありません。模擬試験で高得点が取れるようになれば、本番試験でも充分に合格基準点である63%の正答率は達成出来ます。ですが、「本番では模擬試験では見たことのない問題が必ず出る」ということは、前提として認識しておきましょう。
4-2.本番をイメージ出来るように、必ず80問を通して解こう!
各章の学習は、細かく分けて行っても良いのですが、模擬試験は必ず80問を通して解きましょう。
10問ずつ、20問ずつなどで解いてもあまり意味はありません。80問を何回も解くことで、本番試験の時間感覚を明確にすることが出来ます。分からない問題は後回しにし、分かる問題からどんどん解いていくことが重要です。80問を通して解かないまま本番に望んでしまうと、予想外に早く減っていく残り時間に焦り、本来の実力を発揮出来ずに終わってしまう可能性が高くなるでしょう。
初期の挑戦では、本番試験の試験時間である180分では解き終えるのは難しいです。初期は、時間に余裕のある休日等に挑戦すると良いでしょう。
何度も繰り返し解くうちに、80問を解き終えるまでの時間感覚が肌感覚で身に付きます。この感覚を持って本番試験に臨めば、焦りを感じることはないでしょう。
4-3.正答率90%になるまで、繰り返し解こう!
正答率90%を目指しましょう。もちろん理想は100%ですが、模擬試験で90%を取れれば、本番試験の63%は充分に達成可能です。
当初は、20%や30%の正答率で、絶望的な気持ちになるかもしれません。筆者もそうでした。しかし、繰り返し解けば必ず正答率は上がっていきます。いきなり90%に到達することは出来ません。数%ずつでも、着実に上げていけば良いのです。最終的には必ず到達出来ると信じて、繰り返し解いていきましょう。
4-4.出題順を入れ替えて解こう!
数回繰り返して80問を解いたら、更に実力を高めるため、出題順を入れ替えて解きましょう。
本番試験では、ジャンルはバラバラにシャッフルされて出題されます。常に模擬試験を同じ順で解いていると、無意識のうちに、問題の順序によって正答の選択肢を暗記してしまうことがあります。20問ずつに分けて 61~80 → 1~20 → 41~60 → 21~40 のように入れ替えて解いてみると、同じ80問でも難易度が違って感じます。暗記ではなく、問題内容を理解して正答出来るようにするためには、入れ替えて解くことが効果があります。
4-5.理解を深めるために、全ての選択肢について説明してみよう!
選択式問題は、正答を選択出来ればそれで良いのですが、正答でない選択肢こそが理解を深める材料となります。
正答率が上がってきたら、1つ1つの選択肢について、「なぜ正答なのか」「なぜ正答ではないのか」を、誰かに話すつもりで説明してみるようにしましょう。説明出来ないようであれば、正答は出来ていても、まだ理解が浅いということです。
本番試験では、深く理解した知識を利用して考え、正答を導き出すことが求められます。その段階に到達するには、全ての選択肢について説明してみることが効果的です。
5.最後に
oracle certified java programmer silver se 11 の学習法について説明してきました。
ぼんやりとしていた合格までの道筋が、具体的にくっきりとイメージできるようになったのではないでしょうか。
合格を掴むには、今日から本番試験までの期間で何をするのかを明確にすることが最も重要です。この文章を読み終えたあなたは、それが既に出来ています。一歩目を踏み出しましょう。
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