システムエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴10選

システムエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴10選

ENGINEER.CLUB編集部

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システムエンジニアに向いている人には以下のような特徴があります。

  • IT技術や新しいもの・ものづくりが好きで、好きなものに対する努力を続けられる人
  • 論理的思考や検索力(ググる力)がある人

テレワークなどの働き方の変化やAIなどの技術の進化で、企業のシステムエンジニアに対する需要やシステムエンジニアへの転職者はますます増加してきました。その中で「自分はシステムエンジニアに向いているのか?」と不安を抱える人も少なくありません。

この記事では、システムエンジニアに向いている人特徴6選と向いていない人の特徴4選を解説しており、この記事を読むことで、あなたがシステムエンジニアに向いている人なのかどうかを知ることができます。なお、この記事の特徴に当てはまらない(または、向いていない人に当てはまった)場合でもシステムエンジニアになれないわけではありません。

システムエンジニアに興味がある・未経験からシステムエンジニアに転職しようと考えている方には必見の内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。


1.システムエンジニアに向いている人の特徴6選

ここでは、システムエンジニアに向いている人の特徴を6つ紹介します。どれか1つでも当てはまれば向いていると言えます。

1-1.IT技術が好き・好奇心旺盛

システムエンジニアは専門性を問われるため、知識・技術が商売道具です。そのため、日ごろから知識・技術を磨いている人ほど成長しますが、磨くための努力が苦痛に感じてしまうと長続きしません。

一方、「好き」「興味がある」ジャンルであれば、自然と身に付けたり、楽しみながら努力できます。皆さんも、歴史上の人物は覚えられなくても、ゲームのキャラや名前は覚えようとしなくても自然と覚えられるということがあるのではないでしょうか?

私自身もプログラミングが好きで、情報収集・コーディングに熱中し気づいたら外が暗くなるほど集中していることもあります。「気になる」「ここが気に入らない」といったように深掘りした知識が実際の現場に役に立ち、高いパフォーマンスを発揮することが出来るようになります。

このように、IT技術が好き・好奇心旺盛な人はシステムエンジニアに向いていると言えるでしょう。

1-2.ものづくりが好き

システム開発もものづくりの一種です。完成させたときの達成感や自分で作ったものを使ってもらうことが好きな人はシステムエンジニアに向いています。また、ものを作ると言っても工程は様々で、好きな工程も人それぞれ異なると思います。

システムエンジニアの仕事では、すべての工程に携わらなければいけないわけではなく、

  • どういうものを作るか考えるのが好き・得意→要件定義・設計
  • 実際に手を動かして作るのが好き・得意→製造・コーディング
  • 出来たものを使いながら改善していくのが好き・得意→運用・保守

このように、各工程でチームが別であることも少なくありません。自分の好き・得意な工程を生かすことが出来るので、ものづくりが好きな人はシステムエンジニアに向いています。

1-3.効率化が好き

IT=効率化」が成り立つほど、効率化というワードはシステムエンジニアに密接に関わってきます。

  • 手作業で行っていた業務をシステム化し、半分以下の時間で終わるようにした。
  • 紙で出力していたものをすべてデータ化し、チームメンバーのPCから閲覧可能にした。

など、何か仕組みを効率化させるのが好きな人はシステムエンジニアに向いています。また、このような経験があるとエンジニアとしての転職でも有利になってきます。

私自身も元々金融系からの転職でしたが、手作業をシステム化した経験やそれが好きだという熱意を伝えることで、実際に未経験からシステムエンジニアの転職に成功しています。

1-4.努力し続けることが出来る

エンジニアは一生勉強とも言われるほど、勉強・スキルアップが重要です。前述しましたが、ITは近年とんでもないスピードで進歩しています。エンジニアはその最前線に立っているとも言えるため、常に勉強することが重要です。

また、今持っているスキルを上げていくだけでなく、1から勉強する場面もシステムエンジニアは多いです。そういった場合に、業務時間外でも努力できる人はエンジニアに向いており、「強いエンジニア」になることが出来ます。

1-5.論理的思考力がある

「システムエンジニアと言えば」と代表されるようなスキルの一つです。論理的思考力とは、論理的に道筋を立てて考える力のことです。「何となく」ではなく、事実やデータを整理し、解決へと導く力がエンジニアには要求されます。なので、論理的思考力がある人はシステムエンジニアに向いていると言えます。

ただ、論理的思考力はプログラミングを勉強していく・触れていくうえで身に付くスキルだと考えています。あるに越したことはないですが、それよりも、先述したプログラミング・勉強・エンジニアとしての仕事のモチベーションの維持のほうが優先度高めだと思っています。

1-6.検索力(ググる力)が高い

システムエンジニアにとって、検索力(ググる力)は必要不可欠なスキルです。現場では、検定や試験と違うため、分からないことがあれば直ぐに調べて解決する必要があります。しかし、検索力が低いとなかなか解決にたどり着けない・正しい答えが得られない場合があります。

システムエンジニアの仕事(特にコードを書く場面)では、先人たちの知恵がGoogleの中に大量に蓄積されています。その中で、自分が欲しい情報にたどり着くためには検索力が必要になってきます。

極論ですが、検索力が高ければ未経験の言語でもシステムが作れるようになります。それくらい情報はあふれていますが、反面、必要な情報にたどり着くためには検索力が必要と言えます。


2.システムエンジニアに向いていない人の特徴4

ここまでは、システムエンジニアに向いている人の特徴を紹介していきました。ここからは、反対に向いていない人の特徴を紹介していきます。

2-1.IT技術や新しいものに興味が無い

1-1.「IT技術が好き・好奇心旺盛」の反対です。

興味・関心が無いジャンルで仕事を続けるのは正直きついです。ましてや、システムエンジニアは専門職であり、オタク・職人気質な人が多いです。そういった人たちと競争をしなければいけないため、お金のため・自分のスキルのためだけを考えている人は長続きしません。

2-2.試してみようという好奇心が無い

言い換えると「チャレンジ精神」「行動力」です。新しい言語・興味のあるシステム・流行りのジャンルがあったときに、少しだけでいいので手を出してみる。エンジニアにとってこの「小さく試す」が一番の成長に繋がります。プログラミングや言語は実際に作ってみなければ覚えることが出来ません。そのような中で、「ちょっと試してみよう」「こうやった方が効率良いのでは?」のような、試行錯誤が出来ない人は周りに比べ遅れをとってしまいます。

「好奇心旺盛」や「新しいものに興味が無い」で書いた部分と少し被りますが、「とりあえず小さく試してみる」このようなトライ&エラーがシステムエンジニアには求められます。

2-3.受け身の人

主体性が無い人(=受け身の人)はシステムエンジニアとして活躍するのは難しいです。社会人として求められる主体性ですが、システムエンジニアではなおさら必要になります。何度もお伝えした通り、新しい技術などに自分から学んでいかなければ、システムエンジニアとして長続きしません。また、誰かが教えてくれるのを待っているようでは成長できません。

自主的に学べる人・未経験でも勉強できる人を企業やチームは求めています。資格取得も1つの例です。同じ未経験でも資格取得している人の方が評価は高くなります。それは、「自分で努力・勉強してきました!」という証拠になるからです。このように、受け身の人はシステムエンジニアとして活躍するのは難しいため、向いていないと言えます。

2-3.忍耐力が無い人

ITやエンジニアと聞くと、未経験の方は優雅にPCを使いながらおしゃれに仕事をしているイメージをする方がいますが、実際はとてつもなく地味です。お客様の要望に合うように開発をし、テストをし、エラーが出たら直す。この繰り返しです。

また、メイン作業である開発でも、コードを書き分からない部分は調査しまた書き始めるといったコツコツとした作業が大半を占めています。

そして、繁忙期や障害などの突発的な対応も要求されます。皆さんも使用しているアプリで緊急メンテナンスに入ることがありますが、その裏側ではシステムエンジニアが急ピッチで対応しています。こうした対応もする場合があるため、忍耐力はシステムエンジニアにとって重要な要素になります。


3.未経験・文系でも大丈夫!活躍している人はたくさんいます

ここまでで、システムエンジニアに向いている人・向いていない人の特徴を解説してきました。きっと、「結局、理系卒や元々エンジニア関係だった人しか向いていないのでは?」と思った方もいると思います。

ですが、ふたを開けてみると「未経験からの中途入社」や「文系卒」でIT企業に勤めている人・活躍している人はたくさんいます。なぜなら、圧倒的にIT人材が不足しているからです。そして、各企業が未経験からの育成にも力を入れているからです。

こちらは、帝国データバンクのデータです。

帝国データバンクのデータ

(引用:帝国データバンク 人手不足に対する企業の動向調査(2022年4月)

全体的に人手不足が加速してきていますが、IT業界は近年ワースト上位に位置しており、人材不足がかなり目立っています。

また、企業側の需要も高まっており、

  • DX
  • AI
  • メタバース

など、今まで関わりが薄かった企業もIT人材を欲するようになりました。それにより、ますますIT人材は需要が高まり、結果として未経験から育成する企業が増えるようになりました。当社でも未経験・文系出身の方は多く、著者も異業種からの未経験入社です。

また、当サイトでも未経験・文系の方の体験談や転職・就職の極意を解説しています。興味があれば、ぜひご覧ください。

 

以上のことから、未経験・文系でも活躍できるので、心配せずにIT業界に飛び込むことが可能です。

当記事の「向いている人」で「好き・興味がある」といった項目が多かったのは、

  • スキルよりも長続きしたほうが良い
  • 必要な知識や技術は後からでも身に着けられるので、自主的に学べる人の方が需要が高い

と考えているからです。

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今回の記事では、システムエンジニアに向いている・向いていない人の特徴を解説しました。

冒頭でも述べましたが、向いている人の特徴に当てはまらない・向いていない人の特徴に当てはまったからと言ってエンジニアになれないわけではありません。


4.最後に

また、今回の特徴に「パソコンや機械に強い」「理系である」といった技術面に関することはありませんでした。これは、スキル・技術などは後から身に付くと考えているからです。どちらかというと、「好き」という気持ちや熱意の方が大事です。

「システムエンジニアになりたい!」と思っている方は、まずはその気持ちを大事にしてください。そして、システムエンジニアになった後もその熱意を忘れずに自信を高めていってほしいと思っています。

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