
初心者向けオンラインエディタ
オンラインエディタとは…
ソフトをパソコンにインストールする必要がなく、ブラウザだけでコードの作成・実行・共有ができるツールです。
HTML/CSS/JavaScriptのちょっとした動作確認から、Java・Pythonなどの言語実行、さらにはチームとの共同編集まで幅広く対応します。
特に役立つのは、環境によって自由にソフトを入れられないエンジニアです。
例えば私自身、客先常駐の仕事で管理者権限がないPCで作業する場面が何度もありました。
エディタや開発ツールをインストールできず困った時でも、オンラインエディタならブラウザさえ開けばすぐにコードを確認・修正できます。
これは通常のVS Codeなどインストール型のエディタでは絶対にできない利点です。
また、オンラインエディタはデバイス間で環境差が出ないのも大きなメリットです。
自宅PC・会社PC・タブレットのどこでも同じ環境で開発でき、設定の同期や拡張機能インストールなどの手間がなくなります。
チームメンバーと同じコードを共有するのも非常に簡単で、レビューや共同作業がスムーズに進みます。
本記事では、こうした利便性を踏まえ、「結局どれを使えばいいのか?」がすぐに判断できるよう、おすすめのオンラインエディタ7選を紹介します。
あなたの用途(学習・仕事・チーム共有)に合わせて、ベストな1つを選べるよう解説していきます。
目次
1.おすすめのオンラインエディタ7選
1-1.CodePen|初心者も使いやすいWeb開発エディタ
CodePen は、ブラウザ上で HTML / CSS / JavaScript(Webの見た目や動きを作る3言語) を書くと、
その場ですぐに結果が画面に表示されるオンラインエディタです。
見た目を少しずつ調整していく作業に最適で、初心者からプロまで幅広く使われています。
開発元 :CodePen Holdings, Inc.(アメリカの企業)
リリース年:2012年公開
利用者数 :30万人以上
UIの特徴
CodePen の画面はとてもシンプルで、
・上:HTML / CSS / JS の入力欄
・下:実際のプレビュー(結果)
という 「書く → すぐ見る」 構成になっています。
初心者に優しいポイント
・どこに何のコードを書くかが最初から分かりやすい
・ファイル構造を考えなくていい
・難しい設定なしで、すぐ書き始められる
・上下・左右などレイアウトを切り替えて、自分の見やすい画面にできる
他のオンラインエディタ(StackBlitz / CodeSandbox)は、ファイルツリーやターミナルがあって本格的な開発向けですが、
CodePen はもっとメモ帳で絵を描くように、気軽に試せる方向に作られています。
使用感
・とにかく反応が速い
CodePen の最大の強みは、コードを書いた瞬間に画面が変わる速さにあります。
特に CSS の調整は「文字の大きさ」「スペース」「色」「アニメーションのタイミング」など、
何度も細かく動かして確認します。
この時に結果反映が遅いと「ストレス」「効率低下」につながりますが、
CodePen はほぼ待ち時間なしで反映されるため、試す回数=理解スピードが増え、学習効率が上がります。
・気持ちよく「試して学べる」ツール
ちょっと書く → 見る → 直すを繰り返す学習の基本サイクルが高速化されるため、初心者でも楽しく学習が進むのが印象的です。
主な機能(強み)
- ライブプレビューが高速
見た目の変更がすぐわかるので、試行錯誤が楽になります。 - 他人の作ったサンプルをコピー(フォーク)できる
「こんなボタン作りたい!」と思ったら、そのまま人の作品を開いて中身を学べます。
※初心者は完成形の見本があるだけで理解が何倍も速くなるのでCodePen のコミュニティは非常にありがたい存在です。 - UIデザインのアイデア集として強い
「ボタン デザイン」「ナビゲーション」などで検索すると、作例を触りながら学べます。
初心者がプロのデザイン感覚を体で覚える場として優秀です。
弱み
- 大きなアプリ(複数ページ)は作れない
CodePen は1つのページだけで動かす設計なので、React / Vue / Next.js のような大規模なアプリには向きません。 - バックエンド(サーバー側の処理)はできない
ログイン機能、データベース、APIなどは扱えません。
向いている人
- これから HTML/CSS/JS を学び始める人
どこに書けばいいか迷わないから、最初の一歩に最適です。 - 見た目(UI)を素早く試したい人
アニメーションやデザインの細かい調整が快適です。 - 作例を見て学びたい人
CodePenのコミュニティは宝庫なので、初心者の理解が爆速で進みます。 - ポートフォリオとして使いたい人
作った作品をURLで公開できるので便利です。
向いていない人
- React/Vueなど本格的なアプリを作りたい人
CodeSandbox や StackBlitz が向きます。 - バックエンドやDBも含めて触りたい人
サーバーサイドの実行やDB連携などは対象外なので、Replit が向きます。
料金
無料プラン: 公開Penの作成・編集・共有は無料で可能。
Proプラン :月額 約1,200〜6,000円
→ 広告非表示、プライベートPen、アセットホスティングなど、仕事で本格的に使うレベルで必要になってくる機能が解放されます。
結論
CodePen は、WebデザインやUIの学習を最速で進めたい人のためのオンラインエディタです。
反応が速く、操作が簡単で、作例が多く、初心者でも迷わずに触りながら覚えることができます。
フロントエンドの世界への入口として、最も楽しく学べるツールのひとつと言えます。
オンラインエディタのURL⇒ https://codepen.io/
1-2.StackBlitz|VS Codeに近い操作感
StackBlitz は、ブラウザだけで React / Vue / Angular などのモダンなWebアプリを開発できるオンラインエディタです。
モダンなWebアプリとは…
・ページ遷移のない 1ページアプリ(SPA)
・今の企業・サービスでよく使われる技術
・高機能で、動く部分が多いアプリ
のことで、軽いHTMLページではなく、実際のサービスに近いアプリが作れます。
StackBlitz はこの分野で非常に強く、
・ブラウザ上で Node.js(開発に必要なエンジン)を疑似的に動かせる
・ローカルPCとほぼ同じ速度で開発できる
・VS Code とほぼ同じ UI
という特徴があります。
開発元 :StackBlitz, Inc.
リリース年:2018年公開
利用者数 :月間300万人以上
UIの特徴
StackBlitz の画面は、普段の Visual Studio Code(VS Code)とほとんど同じです。
初心者にとってのメリット
・「画面にどのファイルがあるか」一目で分かる
・プロが使う VS Code とほぼ同じなので、学習後もスムーズに移行できる
・ファイルを作る/削除する/移動するなどの操作が自然にできる
HTML/CSSだけ触るなら CodePen の方が軽いですが、アプリとしての構造を視覚的に理解できるのが、StackBlitz の強みです。
使用感
StackBlitz のすごい点は、ブラウザの中で Node.js 環境が動いていることです。
Node.js は、React や Vue を動かすために必要な開発エンジンのようなものです。
通常、ローカルPCでしか動かせないのですが、StackBlitz はそれを WebContainers という技術でブラウザに持ってきています。
この技術のおかげでローカル VS Code とほぼ同じ体験がブラウザだけで楽しめます。
実際の体感
・プレビューの更新が速い
・ビルド(動く形にまとめる作業)が重くなりにくい
・ファイル数が多くても落ちにくい
「ブラウザでここまでできるの?」と驚くレベルです。
主な機能(強み)
- VS Code とほぼ同じ操作感で学べる
ショートカット、色、構造がVS Codeと同じなので、
初心者が最終的に使うべきツールに違和感なく移行できます。 - npm パッケージを自由に追加できる
npm=Web開発で使う便利パーツ。
これは本番開発に必須なので、学習段階から慣れるメリットが大きいです。 - WebContainers でローカル並みの速度
動きながら学べるため、反応が遅くてストレス…ということが少ない。 - GitHub との相性が良い
GitHub のサンプルをそのまま開いて動かせるため、エラー再現や教材として非常に便利。
弱み
- 軽い作業には逆に重い(CodePenの方が速い)
HTML/CSSのちょっとした見た目確認なら、StackBlitzは機能が多すぎて、
プレビューがやや重く感じることもあります。 - バックエンド(サーバー)までは扱えない
Node.js の一部は動くが、データベースやAPIなど本格バックエンドは難しいです。
そういう用途は Replit の方が向きます。
向いている人
- React / Vue / Angular の本格学習をしたい人
環境構築(npm installなど)が難しくて挫折しがちですが、StackBlitzならすべてブラウザで完了します。 - VS Code に慣れている またはこれから慣れたい人
画面がVS Code なので、学習効率が高いです。 - 本番に近い開発体験で学習したい人
本物のプロジェクトに近い構造で学べます。
向いていない人
- HTML/CSSの簡単な試行だけしたい人
UI要素が多すぎて動作が重く感じられることがあります。
CodePen / JSFiddle の方が圧倒的に軽いです。 - バックエンドの処理も触りたい人
StackBlitzはバックエンド開発を想定した設計ではありません。
Replitの方が向いています。
料金
無料プラン:個人利用ならほぼ問題なし
Proプラン :月額約1,200円〜
→ 無制限のファイルアップロードやローカルバックエンド/APIへの安全な接続
結論
StackBlitz は、ReactやVueを本気で学びたい人のための、最強に近いオンラインエディタです。
難しい環境構築をせず、ローカルと同じ速度感でアプリを作れるため、初心者でも本格的な開発の雰囲気をすぐ体験できます。
Webフロントエンドの学習を加速させたいなら、最初の1本として StackBlitz は間違いなく候補に入るべきツールです。
オンラインエディタのURL⇒ https://stackblitz.com/
1-3.Replit|AI統合・クラウド実行・テンプレート化オンラインIDE

Replitは、ブラウザだけでコードを書き、動かし、アプリとして公開できるオンラインIDE です。
「IDE」という言葉は難しく聞こえますが、アプリを作るための道具が最初から全部そろっている場所です。
近年のReplitは特に進化が大きく、
・AIがコード作成をサポート
・テンプレート(最初から動くひな型)が大量にある
・50以上の言語に対応
・作ったアプリをそのまま公開できる
という、まさにAI時代のアプリ制作ツールへ変化してきました。
開発元 :Replit, Inc.
リリース年:2016年公開
利用者数 : 300万人以上
UIの特徴
Replit の画面は、昔のような学習用の簡単な画面ではなく、本格的なアプリ制作を意識したつくりになっています。
・AIが常に見える位置にある
コードを書いていて困ったら、すぐに「AIに修正を頼む」ことができます。
・テンプレートが豊富
本来は環境構築が難しいフレームワークもテンプレートを選ぶだけで即スタートできます。
・UIは少し情報量が多い
初心者にとっては「ちょっと画面がにぎやかだな」と感じるかもしれませんが、
慣れてくるとアプリ全体を管理しやすい構造になっています。
使用感
・AIが普通に使えるレベルで強い
初心者がつまずくポイントをAIが埋めてくれるため、
難しい部分が自動で片付いていく感覚があります。
・多言語がすぐ動く
Java・Python・Node・Go・Rust など、普段ならインストールが必要な言語をブラウザだけで動かせます。
・動作は十分速く、試作レベルならストレスなし
作って動かすサイクルが速く回るので、初心者でもテンポよく学習できます。
主な機能(強み)
- AIアシスタントがIDEに完全統合
AIがコード修正・提案・改善までやってくれ、一緒に作ってくれる感覚なので、初心者でも進めやすいです。 - 50以上の言語をすぐ実行可能
Python → Go → Node.js といった勉強の切り替えが簡単で、「明日は別の言語やりたい!」という人に最適です。 - 動くテンプレートが最初から手に入る
Next.js や Flask も「テンプレートを選ぶだけ」で動き、初心者ほど最初から動く状態はありがたいポイントです。 - アプリの公開(デプロイ)が1クリック
作ったものを友達に見せたり、授業・面接の成果物として提出できます。
弱み
- 画面が情報多めで、人によっては見づらい
AIパネル、ファイル一覧、ターミナルなどが並ぶため、CodePen のようなミニマルさはありません。 - 大規模アプリは厳しい
ファイル数が多いアプリでは重くなることがあり(200〜300ファイル超えなど)初心者の学習〜小規模開発なら問題なしです。
向いている人
- AIにサポートされながら学びたい人
AIが常に隣で助けてくれるため、難しいところも突破しやすいです。 - 環境構築に時間を使いたくない人
インストール不要で、50言語以上が即動きます。 - 多言語を横断して試したい人
Java、Python、Node.js、Go、Rust など、50+言語に対応していますので、
初心者が最初につまずく準備の大変さがゼロです。
向いていない人
- Reactなどを本番レベルでガチ開発したい人
学習はできるが、快適さでは StackBlitz が明確に上です。 - ミニマルで軽いUIがいい人
Replit は高機能ゆえに画面がごちゃっと見え、CodePen / JSFiddle の方が合います。
料金
無料プラン :最初の学習用途には十分で、10個までアプリ公開できる
Coreプラン :月額約3,750円 → AI機能・テンプレート・クラウド実行・ホスティングのすべてが“完全体”になる
Teamsプラン:月額約6,000円 →チーム全体でAI、開発環境、ホスティング、管理を統合できる
結論
Replit は、「AIと一緒にアプリを作りたい人」「環境構築なしで多言語を試したい人」に最適なオンラインエディタです。
昔の学習用ツールという印象とはまったく違い、今では AI × 多言語 × テンプレート × デプロイ を備えた
オールインワンのクラウドIDEとして完成度が高いツールです。
Reactなどの本格アプリ開発だけ StackBlitz の方が強いですが、学習〜小規模開発なら、
今のReplitはトップクラスの便利さを持っています。
オンラインエディタのURL⇒ https://replit.com/
1-4.Paiza.io|環境構築ゼロで100言語以上を即実行できる日本発オンラインエディタ
Paiza.io は、日本の paiza株式会社が提供している、
ブラウザだけで100以上のプログラミング言語をすぐ実行できるオンラインエディタです。
ふつう、Java や Python を動かすには、「環境構築」と呼ばれる準備が必要です。
でも Paiza.io なら、ブラウザを開いて「言語を選ぶ → コードを入力 → 実行」の3ステップで完了です。
とりあえず今すぐコードを動かしたいというニーズに完璧に応えるツールです。
開発元 :paiza株式会社(日本)
リリース年:2015年公開
利用者数 :90万人以上
UIの特徴
Paiza.io の画面は、びっくりするほどシンプルです。
初心者にやさしいポイント
・複雑なアイコンやパネルがほぼない
「どこを触ればいいの?」と迷いにくいです。
・ファイル構造(フォルダ階層など)を意識しなくていい
「書く」と「動かす」に集中できます。
・どの言語を選んでも画面の構成はほぼ同じ
言語を変えても UI を覚え直さなくていいです。
多くのオンラインIDEは VS Code 風の複雑な画面を真似しますが、
Paiza.io はあえて「初めての一歩」を踏み出す人のために、機能を削ってシンプルにしているのが特徴です。
使用感
Paiza.ioの一番の強みは、実行の速さと安定性です。
オンライン実行環境としてはかなり速く、「Javaなのにこんなにすぐ動くの?」 と感じるレベルです。
さらに
・混み合う時間帯でも、極端に遅くなりにくい
・実行エラーが出てもメッセージがわかりやすい
・実行したコードをそのままURLで共有できる
といった使い心地のよさもあり、学習〜軽い検証まで、とても快適なエディタになっています。
主な機能(強み)
- ログイン不要・インストール不要で100言語以上が動く
Java / Go / Rust / C# など、ローカルで動かすには準備が大変な言語も、ブラウザだけで即実行できます。
「まずは触ってみたい」「環境構築で挫折したくない」という初学者にとって、これは非常に大きなメリットです。 - 実行が速いから試行回数を増やせる
プログラミング学習で一番大事なのは、何回試したか(トライ回数)です。
Paiza.io は実行が速いので、書く → 実行 → 直す → 実行のサイクルを何度も回せます。結果として理解が深まり、上達スピードが上がるという、学習面での効果が非常に大きいです。
- コードをURLで共有できる
・先生やメンターに見てもらう
・友達に「ここで詰まってる」と相談する
・SNSで「このコード動いた!」とシェアする
といったことが URLひとつでできるので、学習や勉強会で特に役に立ちます。 - 日本語UI・日本語エラーメッセージで安心
海外製ツールだと、エラーやメニューがすべて英語で心理的ハードルが高くなりがちですが、
Paiza.io は画面表示が日本語なので、英語に不安がある人でも安心して使えます。
弱み
- 複数ファイルの本格開発には向かない
Paiza.io は基本的に 1ファイルのコードを動かす形です。
そのため、複数のファイルで構成された大規模アプリを書くといった用途には構造的に向いていません。 - フロントエンドの見た目確認には弱い
HTML / CSS / JS の画面プレビューを見ながら調整したいなら、CodePen/StackBlitzのほうがはるかに快適です。 - サーバーをずっと動かしておく用途には向かない
ちょっと動かして確認するには十分ですが、Webアプリをずっと動かし続ける用途には対応していません。
そういった用途は Replit などの方が適しています。
向いている人
- プログラミング学習の最初の一歩を踏み出したい人(特にJavaやPython)
「まずは動かしてみる経験をしたい」「環境構築でつまずきたくない」という人には、Paiza.io は最適です。 - コンパイル型言語を試してみたい人
Java や C/C++、Go などは、コンパイル(事前に翻訳してから実行する仕組み) があるため、
ローカルだとエラーも多くとっつきにくいですが、Paiza.io ならその辺りの大変さをだいぶ吸収してくれます。 - 学校・研修・勉強会の主催者
URL共有だけで受講者のコードを確認できるので、授業や研修との相性がかなり良いです。 - ローカル環境を汚したくない実務エンジニア
「ちょっとだけこのコードを試したい」「本番環境をいじるのは怖い」というとき、Paiza.io での軽い検証はとても便利です。
向いていない人
- React/Vue などのフロントエンドSPAを作りたい人
SPA(シングルページアプリ)= 1ページの中で画面が切り替わるようなリッチなWebアプリのことですが、
「プレビュー画面」「ライブリロード」などが弱いため、実務では StackBlitz や CodeSandbox の方が向いています。 - 複数ファイルで本格的なアプリを作りたい人
Java でクラスをたくさん分けて設計するようなケースでは、Paiza.io の1ファイル主体の設計は限界があります。 - 作ったアプリをそのまま公開したい人
Replit なら「作る → 公開」まで一気にできますが、Paiza.io はあくまで学習・検証用の実行環境です。
料金
完全無料
※有料版は「paizaラーニング」の教育コンテンツ側。
結論
Paiza.io は、「プログラミングを始めたい」「とにかく今すぐコードを動かしてみたい」という人にとって、
日本語圏で最も使いやすいオンライン実行環境のひとつです。
環境構築という初心者最大の壁を取り除き、100以上の言語が数秒で動くスピードと安定性で、学びの最初の一歩を強力に後押ししてくれます。
一方で、大規模なWebアプリ開発には向かないため、
・学習・小さな検証 → Paiza.io
・本格的な開発 → StackBlitz / Replit
といったように、目的に応じて使い分けるのがベストです。
オンラインエディタのURL⇒ https://paiza.io/
1-5.JSFiddle|動作確認だけ最速の超軽量オンラインエディタ
JSFiddleは、HTML/CSS/JavaScript の動きをサッと確認するためだけに特化した、超軽量のオンラインエディタです。
難しい仕組みや設定はなく、コードを書き動作を確認するだけに集中できます。
複雑なアプリを作るためのツールではありませんが、ちょっとした確認に最速で応えてくれます。
開発元:個人開発者 J. Koskinen
リリース年:2010年スタート
利用者数:400万人以上
UIの特徴
JSFiddle は、見たまま触れる構造で迷う要素がありません。
画面は4つのボックスで構成されています:
・HTMLを書く場所
・CSSを書く場所
・JavaScriptを書く場所
・実行結果を表示する場所
この4つが並んで表示されるため、タブを切り替えずに、見ながら調整できるのが最大の特徴です。
初心者にやさしいポイント
・設定画面がほぼない
「どうすればいい?」と迷うことがありません。
・UIが変わらない
どんなコードを書いても同じレイアウトです。
・結果がすぐに表示される
見た目の調整が圧倒的にスムーズです。
超ミニマルな作業台のような使い心地で、UIのシンプルさでは全ツール中トップレベルと言えます。
使用感
JSFiddle は、とにかくサクサク動くツールです。
特に役立つシーンは、
・CSSを1pxずつ調整したい
・フォントサイズやアニメーションを微調整したい
・JSの動き(クリックイベントなど)をすぐ確認したい
・ライブラリ(jQuery や GSAP)の動きを試したい
といった「細かい調整」「何度も確認」が必要な場面です。
CodePen や StackBlitz などよりも圧倒的に軽く、最速で動作確認したい時の定番ツールという立ち位置です。
主な機能(強み)
- とにかく軽量で、高速
重い処理やビルドがないため、実験サイクル(書く→見る→直す)が短時間でまわせるのは大きな強みです。 - 外部ライブラリを簡単に追加できる
CDN(ライブラリを読み込むためのURL)を追加するだけで、
「jQuery」「GSAP」「Bootstrap」「Three.js」など、人気のライブラリがすぐ使えます。
設定ファイルの編集が不要なので、「ライブラリをちょこっと試す」用途に最適。 - コードをURLで共有できる
作った動作サンプルは、自動的にURL化できます。
「技術質問」「バグ再現」「友人への共有」「ChatGPT や StackOverflow で相談」
どれでも URLひとつで状況説明が完了します。 - 画面が分割されていて、比較しながら調整しやすい
タブを切り替える必要がないので、CSS や UI の細かい調整は体感で3倍速いです。
弱み
- 複数ファイルの構成ができない
本格的なアプリを作るためのツールではありません。StackBlitz のようなIDEが必要です。 - バックエンド言語は動かない
Node.js や Python を実行する環境はありません。Replit などが必要です。
向いている人
- UIの細かい調整を最速で確認したい人
「触って→見る」を高速で回すのは、JSFiddle が最も速いです。 - 動作を小さく検証したい人
「クリック時の動き」「イベントまわり」などをサッと試したいときに最適です。 - 質問やバグ報告に動くサンプルを添付したい人
URLで共有できるため、技術質問の効率が一気に上がります。 - プロジェクトを作るほどでもない軽い検証をしたい人
「プロジェクトを作るほどじゃない」というとき、JSFiddle は最適解です。
向いていない人
- React/Vue/Next.js をオンラインで試したい人
ビルドが必要なフレームワークは動きません。StackBlitz / CodeSandbox を使うべきです。 - バックエンドも動かしたい人
バックエンドは動きません。Replit を使うべきです。 - デザインの作品を作りたい人
CodePen のような作品共有機能はありません。 - プロジェクト全体をオンラインで管理したい人
JSFiddle は断片の検証に特化したツールです。
料金
完全無料
結論
JSFiddle は、
・「とりあえず動かしたい」
・「小さくサッと試したい」
・「CSSの微修正を高速で確認したい」
・「動作サンプルのURLを共有したい」
というニーズに最速で応えるための軽量エディタです。
重いIDEとは目的がまったく違うため、
・軽い検証 → JSFiddle
・本格開発 → StackBlitz
・AIサポート付きの学習・開発 → Replit
という使い分けが最も合理的です。
オンラインエディタのURL⇒ https://jsfiddle.net/
1-6.CodeSandbox|モダンフレームワーク学習の最適解としてクラウドIDE
CodeSandboxは、React/Next.js/Vue などモダンフロントエンドの学習に特化したオンラインエディタです。
難しい設定やインストールは一切不要で、テンプレート(ひな型)がすぐ用意されており、開いて数秒で動くアプリの状態から学習を始められます。
「React を始めたいけど、環境構築に挫折する…」そんな人に最も向いているツールです。
開発元 :Ives van Hoorne
リリース年:2017年公開
利用者数 :450万人以上
UIの特徴
CodeSandbox の画面構成は、StackBlitz(VS Codeに近いUI)によく似ていますが、より柔らかく、初心者にも見やすいデザインになっています。
初心者が迷わない UI のポイント
・ファイル一覧がわかりやすい
フォルダ構造を理解しやすいです。
・テンプレート起動がとても簡単
「React アプリ作りたい」→ テンプレート選択 → 即開始
・プレビューエリアが安定していて、固まりにくい
小さな変更をすぐ確認できます。
・色調やアイコンがやさしく、圧迫感が少ない
VS Code に比べて怖さがありません。
結論として、初めてフレームワークを触る人にとって最も入りやすい UI になっています。
使用感
CodeSandbox は、テンプレートを選んだ時点ですぐに動くアプリが手に入るのが大きな魅力です。
使用感のポイント
・2〜3分でコンポーネント編集の学習に入れる
・小さな変更でも画面が止まりにくく、試行錯誤しやすい
・低スペックPCでもサクサク動く
・URLひとつで共有でき、友達や先生にコードを見せやすい
StackBlitz よりわずかに動作が遅いことはありますが、学習・試作の範囲ではほぼ気にならないレベルです。
「すぐ触りたい」「動くものを見ながら学びたい」人にはぴったりです。
主な機能(強み)
- テンプレートが非常に豊富
ボタン1つで動くアプリが立ち上がり、環境構築が不要です。初学者の挫折ポイントを一気に解消できます。 - プレビューが安定していて、学習中に迷わない
画面更新が問題なく動くので、「ここ変えたらどうなる?」「コンポーネントがちゃんと反映されてる?」といった確認がとてもスムーズです。
弱み
- 大規模プロジェクトには向かない
依存パッケージが多くなると、ビルド(アプリを動く形にまとめる処理)が遅くなります。 - StackBlitz のほうが VS Code に近く、実務向き
ショートカット、スピード、VS Code との互換性などはStackBlitz に軍配が上がります。 - バックエンド統合は弱い
バックエンドは動くものの、データベース連携などは向いていません。
向いている人
- React / Next.js / Vue をこれから学ぶ人
テンプレートが豊富で、画面も見やすく、最初の学習ツールとして間違いない選択肢です。 - すぐにプロトタイプを作りたい個人開発者
ざっくりしたUIやコンポーネントを試すなら非常に効率的です。 - 低スペックPCで学習したい人
低スペックPCでも、クラウド側でビルドしてくれるので安心です。 - 教育目的(講師・受講者)
URL で共有するだけで、全員同じ環境が再現できます。
向いていない人
- 本番に近い実務開発をしたい人
StackBlitz のほうが高速・安定で、開発体験が近いです。 - バックエンドやデータベースも扱いたい人
Replit の用意するサーバー機能のほうが圧倒的に強いです。 - 数百ファイルを扱う大規模プロジェクト
ブラウザの負荷が増えて、作業効率が落ちます。
料金
無料プラン: 学習・個人利用なら十分
Proプラン :月額約2,250円〜 → より多くのプロジェクト保存、大きなCPUリソース、優先ビルドなど
結論
CodeSandbox は、「React や Next.js をこれから学びたい」「環境構築で挫折したくない」「すぐ動くアプリで理解したい」という初学者にとって、最も優しいクラウドIDEです。
StackBlitzほどガッツリ実務寄りではありませんが、
・テンプレートの豊富さ
・UIのわかりやすさ
・プレビューの安定性
・低スペックPCでも動く軽さ
など、学習 → 試作 → 共有 の一連の流れがやりやすく、初心者の最初の1本として非常におすすめです。
オンラインエディタのURL⇒ https://codesandbox.io/
1-7.Visual Studio Code for Web|出先の緊急作業に強いオンラインVS Code
VS Code for Webは、Microsoft が提供するブラウザ版 VS Codeです。
普段パソコンにインストールして使う VS Code の軽い版をブラウザで開けるツールと考えるとイメージしやすいです。
アプリを動かしたり、フレームワークを学んだりするための開発環境というより、「コードの修正」「ファイルの確認」などの軽い作業に特化したツールです。
開発元 :Microsoft
リリース年:2021年公開
利用者数 :5000万人以上
UIの特徴
VS Code for Web は見た目も、操作も、配置も、ほぼ完全に VS Code と同じです。
初心者が混乱しにくいポイント
・ローカルの VS Code と画面が同じで学びなおしが不要です。
・ファイル一覧・タブ・設定がほぼ同じでいつもの操作で使えます。
・ブラウザでも落ち着いた見た目で長時間見ても疲れにくいです。
慣れた VS Code をそのままWebで使えるというのが最大のメリットです。
使用感
ローカルにVS Codeを起動するより速いため、ちょっと手直ししたい場面では最強です。
しかし、「コードの実行ができない」「サーバーは動かない」「フレームワークのホットリロードもなし」という制限があります。
つまり、動作確認が必要な作業は別ツールが必要です。これは軽いWebエディタだと割り切る必要があります。
主な機能(強み)
- ローカル VS Code の設定をそのまま反映できる
「テーマ」「キーバインド」「設定」などが同期されるため、普段と同じ癖のまま作業できるのが大きなメリットです。 - Web対応の拡張機能が増えてきた
「Copilot」「Prettier」などのWeb対応版が使えるため、軽作業とはいえ編集効率はかなり高いです。
弱み
- コードを動かす作業はできない
vscode.dev は IDE ではなく編集ツールのため、アプリやサーバーを動かす機能はありません。 - 本格的な開発には向かない
React / Next.js / Node.js などを動かすことはできません。 - 拡張機能に制限あり
Node.js やローカル実行が必要な拡張は動作しません。
向いている人
- 出先でちょっと修正したいエンジニア
ノートPCがなくても、スマホ・タブレット・他人のPC で VS Code が開けます。 - VS Code を愛用していて、環境を統一したい人
画面・操作・設定が同じなので迷わず使えます。 - コードレビューや文章編集のような動作不要の作業が多い人
確認・修正・コメントなどは VS Code for Web が最速です。
向いていない人
- プログラムを動かしたい人
StackBlitz or Replit が必要です。 - フレームワークをオンラインで学びたい人
プレビュー(画面確認)ができないので効率が悪いです。 - ひとつの環境で全部完結したい人
VS Code for Webは補助ツールであり、メインの開発環境にはなりません。
料金
完全無料
結論
VS Code for Web は、本格開発のためのツールではなく、VS Code をどこでも開ける補助ツールです。
動作確認はできませんが、
・出先での緊急修正
・コードの軽い変更
・設定ファイルの編集
・テキスト編集
では、デスクトップ版 VS Code より速いこともあります。
エンジニアなら、
・開発 → StackBlitz / Replit
・軽い修正 → VS Code for Web
という使い分けが、最も効率の良いワークフローです。
オンラインエディタのURL⇒ https://vscode.dev/
2.まとめ
オンラインエディタは、パソコンに何もインストールしなくても、ブラウザだけでコードを書いて、その場で動きを確認できる便利なツールです。
ただし、オンラインエディタと一口に言っても、得意分野はツールによってまったく違います。
この記事では、たくさんのサービスの中から、実際に使いやすくて、エンジニアに愛用されている7つ に絞って紹介しました。
あなたが選ぶべき1本は、目的で変わります。
以下の中から、いちばん近いものを選んでください。
- Web画面のデザインや動きをサッと試したい人
→ CodePen
画面の見た目をすぐ確認でき、作例も多く参考にしやすい。 - React / Next.js / Vue の学習や試作をしたい人
→ CodeSandbox
テンプレートが豊富で、初心者でも本格的なフレームワークにスムーズに触れられます。 - 本番に近いフロント環境で開発したい人
→ StackBlitz
VS Codeに近い操作感で、フレームワークの動作が最速です。 - AIに補助してもらいながらアプリを作りたい人
→ Replit
AI統合が優秀で、バックエンド含めた多言語開発に強いです。 - Java / Python / C などを環境構築ゼロで学習したい人
→ Paiza.io
100以上の言語が数秒で動く、初心者の最高の入口です。 - HTML/CSS/JS のちょっとした挙動を最速で試したい人
→ JSFiddle
軽量・高速。実験用途なら最強の選択肢です。 - 出先で急ぎコードを修正したい人
→ VS Code for Web
VS Codeそのままの操作感で、軽作業に最適です。
この記事の価値は「読んで終わり」ではなく、実際に触って初めて意味を持ちます。
今すぐあなたの目的に合いそうな1つを開いて、まずはコードを書いて動かすという最初の一歩だけ踏み出してください。
オンラインエディタは、学習・作業・開発を圧倒的に軽くする道具です。
あなたの目的に最適なツールを見つけて、今日から活用してみてください。










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