
18下期 JavaWebアプリ開発勉強会レポート Vol.1
1.勉強会の概要
Javaを使ったサーバーサイドプログラムを構築するためにサーブレットとJSPについて学んでいきます。
参考書に沿って一通り解説をしながら、解説内容に沿ったサンプルプログラムをハンズオンでコーディングして実際のプログラムの動きを学んでいくことで「話を聞いてわかったつもり」にならず確実に自身のスキルとして身につきます。
2.今回のテーマと内容
2-1.Webアプリとは?Webのキホンのキ
第1回の内容はそもそもWebアプリとは?という基本的なところから、 サーブレットクラスとJSPファイルの作り方までを学びました。 技術力を習得するためには基礎を知ることがとても重要です。基礎を侮るでなかれということでJava Webアプリ開発勉強会も例外では無く、基本からしっかりと始めていきます。
講義では、WebアプリとWebサイトの違いや、Webアプリとネイティブアプリの違いなどを分かり易く説明しました。これらのことは普段よく目にしているし、利用することも多いのですが、受講生たちは今までその違いまではあまり意識をしていなかったようでした。今回の説明で改めてそれらの違いを整理できたようでした。
この勉強会では、目安としてJava Silver程度のJavaの知識があることを前提としていますが、 第1回ではJSPファイルでHTMLを扱うことからいきなり前提とは異なる知識を求められる場面もありました。とはいえ、そこは勉強会受講者たちもこれまで伊達に勉強してきていません。
基本的なHTMLの知識など備えていて当然と言わんばかりに講師の説明を理解していき、勉強会はスムーズに進んでいきました。
2-2.サーブレットとJSPの基礎
ひととおり座学を終えるといよいよハンズオンです。
ハンズオンでは動的Webプロジェクトを新規に作成して、 サーブレットクラスとJSPファイルのサンプルプログラムの動作を確認します。
サーブレットとは簡単に説明すると、Webサーバ上(バックエンド)で動くプログラムのことで、JSP(JavaServer Pages)はHTML内にJavaのコードを埋め込んでおき、Webサーバで動的にWebページを生成してクライアントに返す技術のことです。
参考書を各自で読んでもらって、サーブレットとJSPの書き方の違い、構文の意味を確かめながら、表示するたびに内容が変わって出力されるサンプルプログラムの動作確認をしました。
初めてサーブレット&JSPに触れる人や、プロジェクト作成時の設定につまずく人もいましたが、 3人の講師のフォローにより皆さん無事にハンズオンを進めることができたようです。
実際にプログラムを動かすことで、頭の中でモヤッとしていた部分も一目瞭然に分かるようになり、ハンズオンで講義が受けられることの効果が明確に分かったと、受講者の皆さんはとても納得されていました。
3.受講者の声
受講生からはこんな感想をいただきました。
・現場で活かしたいです。
・知っているようで、実は知らない事が多いということが分かった。
・テキストにはのっていない事まで補足で説明して頂けたので、安心して受講できる内容だと感じました。
これからよろしくお願いいたします。
4.次回予告
次回は、MVCモデルとフォワード・リダイレクトについて学びます。
いずれもWebアプリケーション開発の肝と言えるポイントなのでしっかりと学んでいってほしいです!
5.今回の勉強会で伝えたい事
Webアプリケーションを作成する上で、Webアプリとは?Webの仕組みって?といった基本的なことを理解しないまま進めていっても、正しく理解ができていないとそれまでの学習が無駄になってしまいかねません。そのためにまず前提として知っておいて欲しいことをお伝えしました。
また、「百聞は一見に如かず」、ハンズオンで実際のプログラムの動作を確認することで、プログラミングの面白さも体感できるので、「覚える」のではなく「作れる」ようになる!を合言葉に次回も楽しみにしていてください!