18下期 CCNA勉強会レポート Vol.1

benkyokai

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1.今回のテーマと内容

今回は、18上期からの「継続組」と18下期からの「新規組」の2クラスに分けて、講義が開催されました。
なぜ、2クラスに分けているのかというと、2/24CCENTが廃止となり、CCNAが新試験制度に移行となるためです。継続組は、2/23までに、CCENTもしくは、CCNA Routing&Switching(以降、R&Sと記す)の合格を目指しています。ですので、講義内容は、ICND1ICND2の応用がテーマです。新規組は、これから2/24以降の新しいCCNA取得を目指すべく、試験の説明、学習方法、実機操作体験がテーマです。

では、さっそく、講義の様子を覗いてみましょう!

1-1.継続組の講義の様子

今回はフルでハンズオン。
講師が全員に要件を記載したネットワーク構成図(参照:図1.1)を配布。教科書などを参照しながら、時間内に実機に設定完了させることを目標とし、ハンズオンスタート!
今回は「ダイナミックルーティングプロトコル」である「RIPv2を用いたVLAN間ルーティング」を設定できることがゴールですが、「パスワード設定」「リモート接続設定」「IPアドレス設定」など、18上期に学んだ内容の復習も含まれており、受講生の皆さんも「あれっ、これってどうするんだっけ・・?」と戸惑い表情を浮かべながらも、講師に質問をしながら必死に実機操作に取り組むのでした。
それでも、実機操作を進めるうちに「アッ、これ前にやったな!」「そういえばそうだったな!」と過去に学んだことを思い出したようで、何とか最終目的を目指して設定を進めておりました。「そうそう♪ 焦らなくてもいいから前に学んだことをしっかりと思い出しながら頑張っていきましょう。何度でも何度でも繰り返しながら覚えていきましょうね!」

受講生は、18上期にCCNA取得者、CCENT取得者、新卒の方など、レベルがバラバラですので、一人で黙々と進め、目標達成する方、講師に質問し、ヒントを得ながら進めたが、タイムアップとなった方と様々でした。共通しているのは、熱心に取り組む姿勢でした。
ハンズオンの勉強会もあっという間に終了。与えられた課題に対して必死に取り組む受講生の皆さんの表情は、少し疲れた表情ではありましたが、「大変だったけど勉強になったな!また次回も頑張ろう!」そんな清々しい表情でした。よく頑張りましたね!

2/23までにCCENTCCNA R&S取得を目指し、頑張ってほしいです。応援しています!
学習を進めるうえで何か困ったことがありましたら何なりと聴いてくださいね!

図1.1

1-2.新規組の講義の様子

1-2-1.オリエンテーション

冒頭に、講師が勉強会の主旨を説明しました。受講生の「ネットワーク知識・技術の向上」を目的とし、CCNAを一年かけて取得することを目標としていることを説明しました。
講師陣、継続組、新規組の順で自己紹介と意気込みを話しました。
新規組は、18上期にネットワーク基礎講座を修了した方、現場がネットワーク系の方、それ以外の業務の方と、様々でしたが、ネットワークの知識・技術を向上させたいという意欲が感じ取れました。
その後、講師から、Cisco技術者認定が2/24にバージョンアップし、試験範囲が拡がり、難易度が上がることが告げられました。

さらに具体的にどのような技術が追加されたのか、CiscoホームページのCCNA試験概要と育成コースの学習内容を基に説明しました。

CCNA試験概要
・ネットワークの基礎
 次世代ファイアウォールおよびIPS
 
アクセスポイント
 コントローラ(Cisco DNA CenterおよびWLC
・ネットワークトポロジアーキテクチャ
 スパインリーフ
 クラウド
・ワイヤレスの原理
・仮想化の基本
・セキュリティの基礎
 ワイヤレスセキュリティプロトコル(WPAWPA2 PSK
・自動化とプログラマビリティ
など

▼育成コース支援の学習
・ワイヤレスネットワークの概念、構成可能なワイヤレスネットワークの種類、およびワイヤレスLANコントローラ(WLC)の使用方法
・ネットワークプログラマビリティやSoftware-Defined NetworkingSDN)の概念、Cisco DNA CenterSoftware-Defined AccessSD-Access)、Software-Defined Wide Area Network(SD-WAN)などのスマートネットワーク管理ソリューション
WLCへのログイン
WLCのモニタ
WLANの構成
Cisco DNA Centerの詳細
Wi-Fi Protected Access 2WPA2)事前共有キー(PSK)を使用したWLANの構成
など

いずれも世の中の潮流(ニーズ)になっている技術について学ぶということが明確となったこと、講師陣も出題内容を研究し、講義内容に反映し、合格サポートをしていく旨を説明したことで、受講生の表情が少し緩んだ気がしました。
続いて、学習教材と学習方法について、講師から紹介しました。バージョンアップ後のCCNAの対策としては、Ping-tの活用を薦め、まずはR&Sをしっかり学習、その後、SecurityWirelessなど順を追って学習していくことを薦めていました。

1-2-2.ネットワーク基礎講義

内容をおさらいも兼ねて以下を、宅配便に例えて説明しました。
・ネットワークとは何か
・ネットワークの種類
・プロトコル
TCP/IP
OSI参照モデル
・カプセル化、非カプセル化

ネットワークは目に見えないものなので、難しく捉えがちだが、物理的なものに置き換えて考えてみると、理解しやすい場合があることを説明していました。また、どんな問題が出題されるのか、IPアドレスとサブネットマスクに関して、2問だけ紹介しました。
今は解けなくても良くて、これから解けるようになりましょう。
近道として、Ping-tの暗記ドリルを、寝る前に5-10分、毎日実施することを推奨していました。
受講生の皆さん、貴重なアドバイスをいただけましたね。合格目指し是非とも頑張りましょう!

1-2-3.ハンズオン

そして、お待ちかねのハンズオンです。やはり、ハンズオンになると、受講生の表情が楽しそうに見えました。初回なので、ノートPCをスイッチorルータの好きな方にコンソール接続し、ログイン、ログアウト、モード変更、ホスト名を変更し、コンフィグを保存するなど、実機の基本操作を体験しました。

受講生の中には初めて操作する方や、リモートでTelnet接続はするが、コンソール接続は初めてという方もいて、基本操作だけでも受講生の表情は楽しそうに見えました。

内容盛りだくさんでしたので、あっという間に、終了時間となり、第一回講義は終了となりました。


2.次回予告

次回は、CCNAバージョンアップ直後の2/26に開催予定です。バージョンアップしても、RSがベースとなりますから、新規組はR&Sの範囲を学習します。
継続組はCCNA取得者、未取得者が混在していますので、個々のレベルに合わせて、学習内容と課題の難易度を変えていく必要があります。
受講生が多いと平準化せざるを得ませんが、今期、CCNA勉強会は、10名と受講生が少ないため、個々のレベルに合わせた、講義が可能と考えています。
バージョンアップ後、どのような講義を進めていくか、どのような教材を準備していくか、検討中の段階ですが、講師陣で研究を進め、合格への道筋を示し、一人でも多くの合格者を出せるように取り組んでまいります。


3.受講者の声と評価

今回、辛口の受講者アンケートでは新規組の満足度の平均点は「91.25点」を獲得!
受講者からは、
「初回ということもあり、丁寧な進行でした。明確な目標もあり、わかりやすかった。」
「講義が分かりやすく、操作もできたからです。」
「実機中心の勉強会だったので、現場でも役に立つと思い上記点数です。」
「初めて学ぶことが沢山あり、とても勉強になりました!ありがとうございました!」
との評価していただきましたが、
「やや難しかった」とのコメントもいただいております。

同様に辛口の受講者アンケートでは、継続組の満足度の平均点は「96点」を獲得!
受講者からは、
「講師の方に不明点を聞きやすい環境だった。実機を扱え、自分が今までにインプットした知識をアウトプットできる場になった」
「実機で、問題点を調査しながら、課題をクリアできた。」
との評価していただきましたが、
「シナリオがしっかりしていたので実技操作に取り組みやすかった。ただ難易度高めという印象。準備をしていたにも関わらず目的を達成できなかったことが残念だった。」
とのコメントもいただいております。

その時の受講者の状況に見合った講義となるように、工夫が必要であると感じました。こうした意見は、講師の励みになります!ありがとうございます!改善に努めます!


4.今回の勉強会で伝えたい事

新技術が続々登場しています。この流れに乗り遅れないように、プログラマーもサーバーエンジニアもCCNAは必携の資格です。ネットワークエンジニアのニーズが高まっているが、エンジニア不足は数年前から変わっていません。ということは、チャンスです。ネットワークエンジニアを目指す方、一緒に勉強し、CCNAを取得し、いずれ一緒に仕事をしましょう。お待ちしております!

 

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