情報セキュリティマネジメントの難易度について解説
IT技術者になる足掛かりとして、「情報セキュリティマネジメント」資格が気になった事はないでしょうか。しかし、ITパスポートなどの有名資格と比べて、どの程度難易度が上がるか分からない人もいると思います。本記事では、「情報セキュリティマネジメント」資格の取得難易度について分かるよう解説します。
目次
1.情報セキュリティマネジメントの取得難易度について
本資格の取得難易度はそう高くはありません。実際の難易度が想像できるよう、本記事の「1.1~1.4」で具体的な例や、取得に必要な勉強時間などを紹介します。
1-1.ITパスポート合格後に目指すステップアップ資格
情報セキュリティマネジメントは、ITパスポートと同等の位置づけであり、基本情報技術者試験よりは簡単な資格試験になります。ITパスポ-トと異なる点は、ITパスポートが共通的な知識を求めるものであるのに対し、情報セキュリティマネジメントはセキュリティ(ITの安全な利用)に関する基本知識等についてまとめられている点です。
IPAのサイトに記載の通り、ITパスポートを合格した方がステップアップする際に勧められています。
1-2.類似系IT資格と比較してそこまで難しくない
難易度としてはITパスポートより情報セキュリティマネジメントが高めとなっております。理由としては、ITパスポートが基礎全般を取り扱う試験に対し、情報セキュリティマネジメントはより専門的な知識を要するためです。
ただし、合格率をみると2016年に約79%の合格が合格し、その後の2017~2022年にかけて50~60%台を行き来しており、2023年には約73%が合格しています。これらのデータを見ると、ITパスポートを合格できた方であれば決して難しい資格でないことは分かります。
1-3.合格には200時間程度の勉強時間が必要
必要な勉強時間ですが、類似したサイトの調査では「200時間程度」の勉強時間が必要とされています。(1日3時間の勉強で約2ヵ月の勉強量です)ただ、この数字はあくまで目安であることと、元々の知識量などを度外視した数字であるため、実際にはこれより少ない場合も多いです。
例えばですが、私は通勤時間の1日1時間の勉強を1か月程度(30時間)と、土日の復習2時間(8時間)の約40時間を2か月ほど行い、結果80時間程度で合格しました。ですので、実務経験やITパスポートで勉強済みであれば、より少ない時間で合格することが可能です。
1-4.合格には科目A/B両方の勉強が必要
勉強方法としては、参考書による学習が有効です。ただ気を付ける点として、情報セキュリティマネジメントの出題科目は「科目A」と「科目B」の2科目がある点です。
科目Aは技術や用語の理解についての問題が多く、問題を繰り返し学習すれば問題ありません。しかし、科目Bについては長文問題であるため、いかに早く解読するかが大事なため、より深い理解が必要になります。参考書を選ぶ際は、科目Aだけでなく科目Bについても解説している参考書を選びましょう。
◆参考URL:
情報セキュリティマネジメント試験とは | 試験情報 | IPA 独立行政法人 情報処理推進機構…情報セキュリティマネジメントの基本情報ページ
情報セキュリティマネジメントの難易度は?合格率・試験内容 – 情報セキュリティマネジメント試験|LEC東京リーガルマインド (lec-jp.com)…情報セキュリティマネジメントの参考情報ページ
【ITパスポート試験】統計情報…ITパスポートの参考情報ページ
2.まとめ
情報セキュリティマネジメントは決して難しい資格試験ではありません。ITパスポートを取得出来たら続けて勉強し取得することをお勧めします。とはいえ、技術や用語の暗記や理解などは必要ですので、2か月以内の資格取得を目安に勉強してみてください。
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