SQLのCOUNTとは?データ件数を取得するためのCOUNT関数の使い方
SQLでデータ件数を取得する場合は、「COUNT」を使用します。本記事では、COUNTを使って件数を取得する方法について解説します。
ここでは、以下のサンプルテーブル(sample01)を使用します。
会社 | 品名 | 値段 |
Company | name | Value |
A社 | マウス | 1200 |
B社 | マウス | 1500 |
C社 | マウス | 2000 |
A社 | キーボード | 3500 |
A社 | PCケース | 4500 |
B社 | モニター | 18000 |
C社 | モニター | 25000 |
C社 | USBケーブル | 300 |
A社 | USBケーブル | 1400 |
1.COUNT関数について
1-1.COUNT関数とは
COUNT関数は、指定した条件で見つかった件数を返します
1-2.COUNT関数の構文
COUNT(項目)
項目について
カッコ内の項目欄には、テーブルのカラム名や「*」を設定する場合が多いです。その場合、Where句で条件を追加します。
2.COUNT関数の使用例
2-1.基本的な使用例
ここでは、基本的な使用例を紹介していきます。
2-1-1.初期値設定
基本的な記述は、下記になります。
SELECT COUNT(*) FROM sample01;
2-2.特殊な書き方をする場合
2-2-1.カッコ内に条件文を設定する
カッコ内には、条件を設定することもできます。下記のSQLは、value(値段)が4000以上の件数を出力しています。
SELECT COUNT(value > 4000 or null) FROM sample01;
結果:
COUNT(value > 4000 or null) |
3 |
下記SQLでも同様の結果になります。
SELECT COUNT(*) FROM sample01 where value > 4000;
結果:
COUNT(*) |
3 |
2-2-2.カッコ内に「ALL」「DISTINCT」を設定
すべてを対象にしたい場合には「ALL」、重複項目を削除したい場合は「DISINCT」を指定します。指定しない場合は、「ALL」が指定された状態になります。「ALL」を指定する時は、下記例のようにします。
例)会社がnull以外の件数を出力する場合
SELECT COUNT(ALL Company) FROM sample01;
結果:
COUNT(ALL Company) |
9 |
「DISTINCT」を指定する時は、下記例のようにします。
例)重複しない品名の件数を出力する場合
SELECT COUNT(DISTINCT name) FROM sample01;
結果:
COUNT(DISTINCT name) |
5 |
3.最後に
COUNT関数は、機能確認や調査等の多くの場面で活躍します。他の関数や句と組み合わせて使用していってください。
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