SQLのWHERE句|WHERE句で複数条件を指定する方法
SQLでデータを検索時、特定のレコードのみ取得したい場合はWHERE句にて条件指定をします。
その際、指定する条件は1つだけではなく複数条件を指定することも可能です。
本記事では、ANDやORを使用した複数の条件を指定する方法について解説します。
1.SQLのWHERE句で複数条件を指定するにはANDやORを使用する
SQLのWHERE句で複数条件を指定するにはANDやOR等の論理演算子を使用します。ANDは日本で「かつ」、ORは日本語で「または」です。例えば、「条件A かつ 条件B」は「条件A AND 条件B」、「条件A または 条件B」は「条件A OR 条件B」となります。SELECT構文で表すと以下の通りとなります。
<AND演算子>
SELECT カラム名 FROM テーブル名 WHERE 条件A AND 条件B;
<OR演算子>
SELECT カラム名 FROM テーブル名 WHERE 条件A OR 条件B;
以降でAND演算子とOR演算子を使った具体的な条件指定方法について見ていきます。
2.AND演算子を使った条件指定方法
それではまずAND演算子を使った具体的な条件指定方法について見ていきましょう。SQLでAND演算子を使って複数条件指定する場合、以下の通りとなります。
例)ユーザー(user)テーブルから住所(address)が「東京」 かつ 年齢(age)が30歳以上のレコードを取得する場合
SELECT * FROM user WHERE address = ‛東京‛ AND age >= 30;
上記のように書くことで、条件A かつ 条件Bといった条件指定が可能となります。
3.OR演算子を使った条件指定方法
それでは次にOR演算子を使った具体的な条件指定方法について見ていきましょう。SQLでOR演算子を使って複数条件指定する場合、以下の通りとなります。
例)ユーザー(user)テーブルから住所(address)が「東京」 または 年齢(age)が30歳以上のレコードを取得する場合
SELECT * FROM user WHERE address = ‛東京‛ OR age >= 30;
上記のように書くことで、条件A または 条件Bといった条件指定が可能となります。
4.ANDとORを併用した条件指定方法
それでは最後にAND演算子とOR演算子を併用した具体的な条件指定方法について見ていきましょう。SQLでAND演算子とOR演算子の両方を使って複数条件指定する場合、以下の通りとなります。
例)ユーザー(user)テーブルから住所(address)が「東京」 かつ 年齢(age)が30歳以上 または 住所(address)が「大阪」のレコードを取得する場合
SELECT * FROM user WHERE address = ‛東京‛ AND age >= 30 OR address = ‛大阪‛;
上記のように書くことで、条件A かつ 条件B または 条件Cといった条件指定が可能となります。
5.まとめ
以上、SQLのWHERE句でANDやORを使用した複数の条件を指定する方法について解説してきました。
複数の条件を指定してデータを取得する場合は是非参考にしてみてください。
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