Python のifとは?if文を使った条件分岐について解説
数多くのプログラミング言語にifを使った条件分岐がありますが、言語によってその書き方は違うものです。
この記事ではPythonのif文について書きます。なお、説明に使用したソースはバージョン3.9.13で動作を確認しました。
1.Pythonのif文の特徴
Pythonのif文の特徴として、次の2つがあります。
- if文で使用されるキーワードif、elif、elseの行は:(コロン)で終わる。但し、:に続けてコメントをつけることはできる。
- 条件が成立した時、成立しなかった時の処理は、字下げして書く。
字下げはPEP8(Pythonで共通のコーディング規約)でスペース4つが推奨されています。
例:
level = 1 if level == 1: #条件 print('レベル1です。') #条件が成立した時の処理 elif level == 2: #条件 print('レベル2です。') #別の条件が成立した時の処理 else: print('レベル判定不能です。') #条件が成立しなかった時の処理
2.if文で使用するキーワード
Pythonでは、次の3つのキーワードを使用します。
- if
- elif
- else
ifは必ず使用しますが、elif、elseは必須ではありません。
3.if文の書き方
①キーワードifを使用して条件が成立した時の処理を書く。
if の後に条件式を続け:を書き、改行、字下げをして条件成立時の処理を書きます。
例:
evel = 1 if level == 1: #条件 print('レベル1です。') #条件が成立時の処理
処理結果:
レベル1です。
②キーワードelseを使用して条件が成立しなかった時の処理を書く
①の例の次の行に、else:を書きます。その際、字下げは不要でifと同じ位置にします。改行、字下げをして条件が成立しなかった時の処理を書きます。
例:
level = 0 if level == 1: #条件 print('レベル1です。') #条件が成立時の処理 else: print('レベル判定不能です。') #条件が成立しなかった時の処理
処理結果:
レベル判定不能です。
③キーワードelifを使用してキーワードifの条件とは別の条件が成立した時の処理を書く
①の例の次の行に、elifを書き、続けて追加する別の条件式と:を書きます。その際、字下げは不要でifと同じ位置にします。改行、字下げをして別の条件が成立した時の処理を書きます。
例:
level = 2 if level == 1: #条件 print('レベル1です。') #条件が成立時の処理 elif level == 2: print('レベル2です。') #別の条件が成立した時の処理
処理結果:
レベル2です。
④キーワードif、elif、elseを使用する
下記は、キーワードif、elif、elseを使用した例です。
例:
level = 3 if level == 1: #条件 print('レベル1です。') #条件が成立した時の処理 elif level == 2: #条件 print('レベル2です。') #別の条件が成立した時の処理 else: print('レベル判定不能です。') #条件が成立しなかった時の処理
処理結果:
レベル判定不能です。
下記は、上記にelifをもう一つ追加した例です。elifを使用して複数の条件を追加することができます。
例:
level = 3 if level == 1: #条件 print('レベル1です。') #条件が成立した時の処理 elif level == 2: #条件 print('レベル2です。') #別の条件が成立した時の処理 elif level == 3: #条件 print('レベル3です。') #別の条件が成立した時の処理 else: print('レベル判定不能です。') #条件が成立しなかった時の処理
処理結果:
レベル3です。
4.if文の書き方 補足
条件が成立した時、別の条件が成立した時、成立しなかった時の処理が。2行以上の時は1行の時と同じように字下げして書きます。
例:
level = 2 if level == 1: #条件 print('レベル1です。') #条件が成立した時の処理 print('これからです。') #条件が成立した時の処理 elif level == 2: #条件 print('レベル2です。') #別の条件が成立した時の処理 print('まだまだ上を目指します。') #別の条件が成立した時の処理 else: print('レベル判定不能です。') #条件が成立しなかった時の処理 print('出直します。') #条件が成立しなかった時の処理
処理結果:
レベル2です。 まだまだ上を目指します。
5.さいごに
Pythonのif文について、まとめてみました。私自身も少しレベルアップできたと思います。
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